立ち位置を変え、対策は立てた。
何度も縦パスを差し込み、チャレンジする姿勢も見せた。
それでも名古屋の強固な壁は崩せず、セットプレー一発に沈む。
不調から抜け出せないまま、次節は終盤の天王山、大阪ダービー。
試合結果
スコア
G大阪 | vs | 名古屋 |
0 | - | 1 |
0 | 前半 | 1 |
0 | 後半 | 0 |
得点者 | 26min 藤井 |
スタメン
(選手交代)59min高尾→倉田、食野→ジェバリ、71minアラーノ→塚元
- 三浦とアラーノがケガから復帰。
一方ラヴィは、精神的なダメージが大きくベンチ外。
代表帰りのジェバリも、ベンチスタートとなった。 - 黒川をWG起用のサプライズ。
名古屋のカウンター対策で、守備時は5バックの可変システム。
試合内容
- 前半立ち上がりはガンバペース。
だがセットプレーから藤井に叩き込まれ、注意していた先制点を献上。 - こうなると名古屋ペース。
5バックでスペースを消され、食野、倉田、塚元と3度の決定機も決めきれず。
また名古屋WB久保が出色の出来。黒川が封殺され、0-1で逃げ切りを許す。
- ゲームの入りは良かった。特に目を引いたのは高尾。
和泉とのデュエルに完勝すると、中へ切り込み宇佐美へラストパス。
食野とのコンビでポケットに侵入し、鋭いクロスと、立て続けにチャンスメイク。 - 18分には、宇佐美がプレスを躱して左サイドのスペースに展開。
これを山本が大きく右サイドへ展開し、セカンドを宇佐美がシュート。
続くCKではギョンウォンの折り返しを、三浦がシュートと、攻勢を強める。 - しかし注意していたセットプレーで、均衡を破られる。
26分、ショートコーナーでマークがずれたところを、東口が藤井に前に入られ
完璧なヘディングを叩き込まれる。 - こうなると名古屋のペース。両WBを下げ5バックにして、ゴール前のスペースを封鎖。
ガンバもアタッキングサードまでは運べるが、最後の崩しでミスを連発。
もう今季も終盤。いつまで待てば連携が上がってくるのか。。。 - それでも、43分には食野、63分には倉田、81分には塚元が、GKと1対1まで持ち込むが
全てランゲラックに阻止され、最後まで1点が遠く、2戦連続完封負け。
採点
GK | 東口 | 4.5 | 唯一のピンチを防げず。今日は相手が守護神だった。 |
DF | 高尾 | 5.5 | 和泉に完勝。中へのドリブルもキレていた。 |
DF | 三浦 | 4.5 | CKで藤井に競り負け。ただあとは踏ん張った。 |
DF | ギョンウォン | 5.0 | ハンドは不問。命拾いしたが、カード貰いすぎ。 |
DF | 福岡 | 5.5 | 両SBをそつなく完遂。攻撃の起点としても機能。 |
MF | ダワン | 5.0 | アラーノとのコンビは息ぴったり。上昇気配。 |
MF | 山本 | 5.0 | パスのズレ、ボールロストが目立った。 |
MF | アラーノ | 5.0 | やはり攻守の軸。ピッチを去り、攻め手を失う。 |
FW | 食野 | 5.0 | 見事な突破だが決めたかった。連係ミスが多い。 |
FW | 宇佐美 | 5.0 | 出し手だけではなく、受け手にもなれるはず。 |
FW | 黒川 | 4.5 | 久保に完敗。だが仕掛ける姿勢は良し。続けたい。 |
FW | →倉田 | 5.5 | 前線を活性化。うまく抜け出し、冷静に流し込んだが。 |
MF | →ジェバリ | 5.0 | チャンスメイクはできる。だが欲しいのは得点。 |
DF | →塚元 | 5.5 | スーパーセーブに泣くも、鮮烈な復帰戦。 |
C | ポヤトス | 5.0 | 守備崩壊には歯止め。あとは得点。苦悩は続く。 |
注目プレー
81分、塚元の決定機。
3トップのコンビネーションで、決定機を作り出した。
ポイントは3つ。
①宇佐美のロングスプリント
前方のジェバリへパスを出すと同時に、前線へロングスプリント。
この動きにより、塚元の潰れからのセカンドが回収でき、ラストパスにつながった。
②ジェバリの縦パス
塚元の斜めの動きに反応し、勇気をもって縦パスを差し込んだ。
これにより名古屋のDFラインにギャップが生じ、ラストパスのコースが空いた。
③塚元の裏抜けとシュート技術
ジェバリの縦パスを呼び込むダイアゴナルランと、宇佐美が前向きで回収した瞬間に
裏へ飛び出す瞬時の判断は見事。
相手DFを体で抑えながら、シュートを打ち切るまではいけたが
和泉の素早い寄せと、ランゲラックの反応の速さに上回られた。
決まっていれば、塚元覚醒の瞬間となり得ただけに、非常に残念。
ただ連動してスペースを作る、使う、という狙い通りの攻撃を見せられたことは収穫。
次節へ向けて
ポヤトス監督が「良いゲーム」と振り返ったように、ピッチを広く使って相手を押し込み
勇気をもって縦パスを差し込み、崩し切るという意図は感じた。
ただ山本のコメントにもあるように、パスの出し手ばかりで、受け手の動きが少なすぎる。
ジェバリや宇佐美までパスを欲しがって落ちてくるため、出しどころがなくなり
DFラインの前で、ボールを回しているだけで終わってしまった。
特に5バック相手だと、黒川がWBに捕まえられ、サイドから突破できなくなるため
なおさら、両WGがラインの裏へ抜ける動きが重要になってくる。
次節はいよいよダービー。
どんなにチーム状態が悪くても、絶対に負けは許されない。
守備は三浦の復帰と、福岡の復調で、目途は立ってきた。
あとは前線。ジェバリと両WGの動き方を整理し、前回敗戦のリベンジを!
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