【第2戦は90点】2023J1リーグ 第20節 京都サンガ(H) レビュー

レビュー

勝点で並ぶ京都を迎えた、残留争いからの卒業試験となる2戦目。
久しぶりのスタメンを勝ち取った福田が、値千金のダイビングヘッド!
そのまま1-0で、第7節以来の完封勝利。
順位を13位まで上げ、いよいよトップハーフが見えてきた。

試合結果

スコア

 G大阪 vs 京都 
0
0前半0
後半0
72min 福田得点者 

スタメン

(選手交代) 63minアラーノ→食野、75minラヴィ→宇佐美、ジェバリ→武蔵、89min福田→石毛、ギョンウォン→江川

  • 今日のWGは、リーグ戦は8節以来のスタメンとなる福田。
  • 福田がRWGに入り、アラーノはLWGに回る。
    白井が抜けた京都のRSBは、経験の浅い福田。
    左サイドにアラーノを回して、質的優位を取りに行ったか。
  • IHもWGとの相性を考慮して、右が山本、左にダワンでスタート。

試合内容

  • 京都は、思ったほど前から来なかった。
    前後半を通じ、ボールを握って押し込める展開。
    相手にほぼ決定機を作らせずの完勝。
  • アタッキングサードまでは行けるが、ラストの精度で苦労。
    少ない決定機を、福田が良く決めきった。
  • 交代で入った食野が、出色の出来。
  • 最後は押し込まれるも、「勝利の方程式=5バック」で逃げ切り。
  • 序盤はセーフティに、ロングボール中心の入り。
    今日もジェバリが中盤まで落ちて、ことごとくマイボールにしてくれる。
    前線の距離感も良く、うまくサポートして、ほぼ敵陣でゲームが進む。
  • 京都は一美が頑張って収めても、前線の距離が遠く、なかなかガンバ陣に侵入できない。
    前から行こうにも、ガンバが後ろからつながないので、プレスもかけられず。
    ジェバリに収められて、自陣に一方的に押し込まれる苦しい展開。
  • しかしガンバも、ジェバリが下がって起点になるため
    ゴール前で人数をかけられず、迫力のある攻撃にならない。
    アラーノ、福田とのラストプレーの呼吸が合わず、前半は決定機をほぼ作れず。
  • 後半、先に動いたのはガンバ。
    63分、疲れの見えるアラーノに代え、食野を投入。
    結果的に、この交代が大当たり。今日の食野の出来は素晴らしく
    積極的な仕掛けで、停滞していた流れを、一気にガンバへ引き戻す。
  • たまらず京都も3バックに変更し、前線の人数を増やして、攻撃の姿勢を強める。
  • しかしゲームを動かしたのはガンバ。
    72分、山本のクロスに、ジェバリの背後から、ゴール前に走り込んでいた福田が
    値千金のダイビングヘッド!
  • 京都は切り札のパトを投入し、何とか追いつこうと、怒涛の放り込み。
    混戦から木下に決定的なシュートを打たれるも、三浦が飛び込んでコースを塞ぎ
    ボールはポストをかすめ枠外へ。
    最後は得意の5バックで逃げ切り。7節以来の、クリーンシートでの勝利♪

採点

GK東口6.02試合連続シャットアウト。CKでは果敢に飛び出し。
DF半田6.0ノーファウルで止めるスライディングは、もはや芸術の域。
DF三浦6.5体を張った魂の守備。木下の一撃も、飛び込んでコースを限定。
DFギョンウォン6.0ファーで合わせた技ありヘッドは、惜しくもオフサイド。
DF黒川 6.0中央を駆けあがったが、最後のタッチが合わず。
MF山本6.5ビルドアップの潤滑油。正確なクロスで決勝弾をアシスト。
MFラヴィ6.5収めて、剥がして、はたいて、京都のプレスを無力化。
MFダワン6.0最後はCBに入って、跳ね返し続けた。
FW福田 MOM7.0青黒を纏う資格があることを証明。チャンスをものにした。
FWジェバリ6.0抜群のキープ力で前線の起点に。ただゴール前でリズム合わず。
FWアラーノ6.0良く走った。ファーストシュートで勝負を決めたかったが。
FW→食野6.5仕掛けてチャンスを量産。続けていけばスタメン奪取もある。
MF→宇佐美5.0攻撃で見せ場は作れず。守備のタスクに奔走。
FW→武蔵5.0攻撃の起点にはなれず。最後は守備ブロックに入って奮闘。
DF→江川時間短く評価無し。
MF→石毛時間短く評価無し。
Cポヤトス6.0福田のスタメン起用が的中。最後は得意の5バックで逃げ切り。

注目プレー

後半72分、福田の決勝ゴール。

GKからのロングフィードを、ダワンが胸で前方のスペースへ展開。
これにジェバリが反応し、一気にガンバがアタッキングサードへ侵入。

しかし京都の戻りも早く、食野にボールがわたった時点で
京都は5バックと、MF3枚の、8枚で守備ブロックを形成。

ここで食野は縦に仕掛けると見せかけて、サイドの山本へパス。
中央に意識が向いていた京都DF陣は、山本のクロスに対して
全員がボールウォッチャーになってしまう。

一瞬エアポケットに入ったかのように、CBの反応が遅れるなか
ジェバリがGKとDFラインの間に飛び出し、フリーでヘッドに行く。

このときWGの福田が、京都SB福田の背後から、同時にゴール前に侵入。
京都の福田はクロスが上がる前に、背後のガンバの福田の存在を確認していたが
クロスが上がる瞬間に目を離してしまい、背後のランニングに全く気付かない。

ジェバリのヘッドは合わなかったが、抜けてきたボールに
走り込んでいた福田がしっかり合わせて、値千金の決勝ゴールとなった。

この一瞬だけ、京都のDF陣は、時が止まったかのように、集中力を欠いてしまった。
福田のボールへの予測と、労を惜しまない動き出しが、最高の結果を生んだ。

次節へ向けて

6ポイントゲームをものにし、勝点23で13位まで順位を上げた。

最下位との勝ち点差は10まで開き、ほぼ残留争いからは抜け出した。
しかし、トップハーフとの勝ち点差は5。
次節の柏に勝利しても、まだそこまでは届かない。

まずは柏に勝利して、残留争いからは確実に卒業。
次の川崎との中位対決で、川崎を引きずりおろして
トップハーフに食い込みたい。

これでリーグは5勝1分の6戦負け無しと、絶好調。
強いガンバが戻りつつある。
夏場の補強は今のところ動きは無いが、山本の覚醒で、中盤の構成はリーグ上位。
あとはウィークであるWGをどうするか。
補強か、福田、食野の成長に期待するか。ポヤトスの手腕に注目。

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