広島相手に価値ある引き分けの後、迎えた大事なホームゲーム。
確実に勝点3を取りたかったが、チャンスを決めきれず。
勝点2を逃す、悔しいスコアレスドロー。
試合結果
スコア
G大阪 | vs | 京都 |
0 | - | 0 |
0 | 前半 | 0 |
0 | 後半 | 0 |
得点者 |
スタッツ
G大阪 | 京都 | |
22 (13) | シュート数 (枠内) | 14 (9) |
1.86 | ゴール期待値 | 0.7 |
285 | パス成功数 | 275 |
51% | ボール支配率 | 49% |
109.3 | 走行距離(㎞) | 110.4 |
131 | スプリント回数 | 128 |
- 支配率などスタッツはほぼ互角だが、決定機の数はガンバが圧倒。
- 山田、アラーノ、ウェルトンと、悉く決定機を決めきれず。
ゴール期待値通りなら、2-0で勝っていてもおかしくない内容。
スタメン
(選手交代)37minアラーノ→食野、46min山田→坂本、72minラヴィ→ダワン、83min黒川→福岡、宇佐美→ジェバリ
- Wボランチは、京都のハイプレスを無効化できるラヴィと
ビルドアップの出口になれる鈴木を選択。 - ベンチにジェバリが戻ってきた。
東口はどこ行った??
試合内容
- 京都は、ハイプレスからのショートカウンター。
対するガンバは、プレスを躱してのロングカウンター。
お互い切替の強度高く、攻守が目まぐるしく入れ替わる好ゲーム。 - 前半は山田とアラーノ、後半にもウェルトンが、チャンスを決めきれず。
逆に終盤の京都の決定機は、一森が好セーブ。
お互い決め手を欠き、ドロー決着となった。
- 京都は予想通り、3トップによるハイプレスを敢行。
特にLWGの高卒ルーキー安齋が、思い切りのいいプレーを見せ
高い位置からプレッシャーをかけてくる。 - 逆にガンバは、京都のハイプレスに対し、無理につながず
ウェルトンをターゲットにロングボールを多用。
なんとかプレスを回避しようとするが、京都が押し気味に試合を進める。 - しかし前半18分、エース宇佐美の精度の高いキックで、一気に流れを引き寄せる。
中盤まで下りた宇佐美が、前線に飛び出した山田へ、ピンポイントクロス。
ドンピシャで合わせたヘッドはGKにはじかれるも、こぼれ球を回収した黒川が
アラーノへ、これもピンポイントで合わせる。
シュートは惜しくもポストの左へそれたが、迫力のある波状攻撃を浴びせる。 - ここからガンバが流れをつかみかけるが、アラーノが肉離れを発症し、負傷交代。
- ハーフタイムには、山田が足に違和感を訴え、こちらも負傷交代と、アクシデントが続く。
- しかし後半57分、最大のチャンス。
自陣PAでセカンドを回収した鈴木が、ロングカウンターを発動。
宇佐美がハイラインの裏のスペースへスルーパスを送り、ウェルトンが抜けだして
GKと1対1となるも、シュートを枠に飛ばせなかった。 - ここから疲れの出始めたガンバに対し、京都が再び流れをつかみかけるが
ガンバもダワンを投入するなど、積極的な選手交代で流れを渡さない。
最後までチャンスを作り続けたが、ネットを揺らすことは出来ず、スコアレスドロー。
採点
GK | 一森 | 5.5 | ロスタイムに好セーブ見せるも、キックの精度が今一つ。 |
DF | 半田 | 6.0 | 活きの良い高卒ルーキーに手を焼くも、最後はやらせず。 |
DF | 三浦 | 6.0 | 原を完封。ハイボールは無双。 |
DF | 中谷 | 6.0 | ゲームの入りは不安定も、徐々に持ち直した。 |
DF | 黒川 | 5.5 | ピンポイントクロスで、アラーノの決定機を演出。 |
MF | アラーノ | 5.0 | おそらくハムの肉離れ。長期離脱は痛い。 |
MF | 鈴木 | 6.0 | 守備に追われながらも、要所でロングカウンターの起点に。 |
MF | ラヴィ | 5.0 | 前節の輝きは無く、動きが重かった。 |
MF | ウェルトン | 5.5 | 破壊力あるWGのありがたみを実感。決定機は決めたかった。 |
MF | 山田 | 5.0 | 脚の違和感のため前半で交代。軽傷を祈る。 |
FW | 宇佐美 | 6.0 | 高精度のクロスで何度も好機を演出。次節はWG? |
FW | →食野 | 5.0 | 試運転は完了。次節から勝負強さを見せてくれ。 |
FW | →坂本 | 5.5 | 攻撃は悪くないが、守備の貢献度で山田との違いが鮮明に。 |
MF | →ダワン | 5.5 | 強度を出して、もう一度流れを引き戻した。 |
DF | →福岡 | - | 時間短く、評価無し。 |
FW | →ジェバリ | - | 時間短く、評価無し。 |
C | ポヤトス | 5.0 | ビルドアップでリスクを冒さず、最低限の勝点1。 |
注目プレー
54分、ロングカウンターからウェルトンの決定機。
ポイントは3つ。
①鈴木の視野の広さと、正確なロングパス
②宇佐美とウェルトンの関係性
③3トップのスプリント
一森のキックがずれて、京都のショートカウンターを喰らうが
何とかクロスをパンチングで弾き出し、鈴木が自陣PAでセカンドを回収したところから
ロングカウンター発動。
①鈴木は右後ろ向きでボールを受けながら、首を振ってピッチの状況を瞬時に確認。
センターサークル付近に残っていた、宇佐美までのゲートが空いていることを確認するや
ワントラップで、瞬時に宇佐美へ正確なフィード。
②宇佐美も右後ろ向きでボールを受けるも、ウェルトンの上りを背中で感じ
タメの動きで時間を作ってから、絶妙なタイミングで裏のスペースへ流す。
③宇佐美へボールが通ったことを確認するや、ウェルトン、坂本、食野の3トップは
一気に京都ゴール前へ、ロングスプリント。
ウェルトンのドリブルに、坂本も並走する形となり、相手CBはウェルトンへアタックできず
GKと1対1となり、決定機を創出。
シュートは残念ながら右に外れたが、食野もPAまで走り込んでいたので
枠に飛んでいれば、こぼれ球を押し込める形まで作れていた。
今季のガンバの特徴であるロングカウンターが、見事に炸裂した。
次節へ向けて
次節は、5連敗で最下位に沈む札幌。
得点は取れない、守備は崩壊と、まさに絶不調。
しかしこの状況は、逆にやりづらい。
これまでも不調に喘ぐチームに、あっさり立ち直りのきっかけを与えてきたガンバ。
ここでしっかり勝ち切らないと、上位争いから脱落してしまう。
しかもアラーノ、山田と、キーマン2人が欠場濃厚。
だが今年のガンバは、ベンチの層が充実している。
復帰してきたジェバリや食野、出番に飢えた石毛や唐山の奮起に期待したい。
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