【復活への狼煙】2024J1リーグ 第1節 町田ゼルビア(A) レビュー

レビュー

2024シーズン、開幕戦。
何とか残留だけは手にした屈辱の昨シーズンをうけ、今年はどのような戦いを見せてくれるか。
ポヤトス監督の真価が問われる2年目のシーズンが幕を開けた。

試合結果

スコア

 G大阪 vs 町田 
11
0前半1
1後半0
84min 宇佐美得点者17min 鈴木

スタッツ

G大阪 町田 
14
(8)
シュート数
(枠内)
18
(12)
1.26ゴール期待値2.43
441パス成功数183
59%ボール支配率41%
120.9走行距離(㎞)119.1
122スプリント回数137
出典:J STATs

スタメン

(選手交代)55min岸本→松田、ダワン→ラヴィ、坂本→宇佐美、71min半田→唐山、85min鈴木→倉田

  • CFは、ジェバリがケガで、坂本が開幕スタメン。
  • トップ下は、別メニュー調整との情報もあったが、順当に山田。
  • ダブルボランチは鈴木とダワン。ラヴィはベンチスタートとなった。
  • 町田も、キャプテンの昌子が負傷によりベンチ外。

試合内容

  • 前半は、町田が前評判通りの強度の高いサッカーで、ガンバを圧倒。
    狙い通りPKで先制
  • 後半に入ると、町田が徐々にガス欠となり、ガンバがボールを握り始める。
    焦れた町田はプレーが雑になり、仙頭がレッドで退場
  • 1人多くなったガンバは、ここから猛攻を仕掛ける。
    宇佐美のスーパーFKで同点に追いつくと、一気に畳みかけるが、ドロー決着。
  • 戦前の予想通り、町田が立ち上がりから、猛烈なハイプレスでガンバを圧倒。
    何とか耐えていたが、15分、中谷が痛恨のハンドでPK献上。先制を許す。
  • ガンバも半田のスルーパスから、坂本が抜け出し一撃を放つもチャンスはこれだけ。
    特に厄介だったのが、町田のロングスロー。
    ゴール前に人数をかけざるを得ないため、自陣に押し込まれる展開が続く。
    前半は、シュート数12対2と、完全に町田のペース。
  • 後半に入ると、町田のプレス強度が落ち、ガンバがボールを握る展開に。
    54分、アラーノの突破から、岸本のシュートはわずかに右へ。
    ここをチャンスと見たガンバは、3枚替えで一気に流れをつかみに行く。
  • すると60分、仙頭が鈴木に足裏チャージ。2枚目のイエローで退場!
    これで完全に試合はガンバのペース。
    半田を下げ、前線に唐山を入れ、攻撃の圧力を強めていく。
    山田が立て続けにシュートを放つも、決定機までは作れない。
  • しかし81分、山田の中央突破からゴール正面でFKのチャンス。
    これを宇佐美が、壁を越えて鋭く落ちるゴラッソを決め、遂に同点!
  • 追いついたガンバは、さらに波状攻撃をかけ、宇佐美、山田、倉田が立て続けに
    ゴールを脅かすも、町田も体を張ってゴールを死守。勝ち越すことはできなかった。

採点

GK一森5.5PKは体に当てたが。。前半の猛攻を冷静に阻止。
DF半田5.0平河の突破に手を焼いた。攻撃ではトップ下からスルーパスも。
DF三浦5.5ロングボールを、力強く跳ね返し続けた。
DF中谷4.5痛恨のPK献上。それ以外は、オセフンを完封するなど存在感。
DF黒川5.0前半は消えていたが、終盤は好クロスを連発。
MF岸本5.5ワイドで何度も仕掛けた。今日は決められず。
MFダワン5.5町田のプレスをうまくかわし、起点になり続けた。
MF鈴木5.0ややプレーの精度を欠き、ロストからピンチ招く。
MFアラーノ5.5やはり攻撃の中心。鋭い突破から決定機をお膳立て。
MF山田5.5驚異の運動量で、局面に顔を出し続けた。あとは決定力。
FW坂本5.0劣勢の中、鋭い飛び出しを見せる。ジェバリ復帰までに結果出したい。
FW→宇佐美6.5遠藤を思わせるスーパーFK。プレーにもキレが戻ってきた。
MF→ラヴィ5.5セカンドを回収し続け、攻撃権を渡さず。
DF→松田5.5右サイドからチャンスを作り続けた。存在感は抜群。
FW→唐山5.0WGでの投入だったが、貪欲にもっと中央で狙っても良かった。
MF→倉田時間短く、評価無し。
Cポヤトス5.0クロスへの入り方には、依然課題が残る。

注目プレー

54分、岸本のシュート。

ポイントは3つ。
①坂本のキープ
②アラーノのドリブル突破
③岸本のポケットへのコース取り

①ゴールキックからのセカンドを、坂本がドレシェヴィッチの圧力に耐えキープ。
アラーノに前向きに落として、攻撃スタート。

②アラーノは前が空いていることを確認するや、躊躇なく最短距離をドリブルで持ち上がり。
ドレシェヴィッチが慌ててマークに入るも、スピードで振り切りゴール前へ。

③岸本のコース取りが秀逸だった。
対面のSBが、アラーノの突破に気を取られ、目を切った瞬間に、背後からポケットへ侵入。
アラーノも動きを感じて、スペースへ絶妙なスルーパス。

谷のタイミングの良い飛び出しでコースを消され、決めることはできなかったが
スペースの共通理解により、決定機を作り出した。

次節へ向けて

前評判が高いチームとはいえ、昇格組相手に、今年も開幕戦白星ならず。

しかも前半は、相手のやりたいサッカーを自由にやらせて、先制点まで献上。
退場者が出てから何とか追いつくも、勝ち切れずと、決して良いゲームではなかった。

ただ先制されても下を向かず、追いつけたことは収穫。
一森、中谷、松田と、昨年にはなかった強いメンタリティーを持った選手がいるのは心強い。
また宇佐美に結果が出たことも大きい。
キレのある動きを再三見せており、今年は期待できそう。

次節はホームに新潟を迎える。
鳥栖に逆転勝ちを収め、勢いをもって乗り込んでくるが、しっかり勝点を計算したい相手。
トップハーフを狙うなら、ホーム開幕戦は絶対に落とせない。次節こそ、勝点3!

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