残留をかけ、ルヴァン王者を迎え撃った一戦。
前半は、好調時を思わせるパスサッカーで福岡を圧倒したが
後半まさかの2失点で逆転負け。これで泥沼の5連敗。
試合結果
スコア
G大阪 | vs | 福岡 |
1 | - | 2 |
1 | 前半 | 0 |
0 | 後半 | 2 |
13min ギョンウォン | 得点者 | 46min 山岸 89min ルキアン |
スタメン
(選手交代)77min石毛→宇佐美、89min食野→山見、92min福岡→唐山
- 守備時は「5-4-1」の可変システムを選択。今回は半田をWG起用。
福岡のクロスに対し、中央を固める狙い。 - CFは予想通り、武蔵。宇佐美はベンチスタートとなった。
試合内容
- 前半は素晴らしい出来。
運動量、選手間距離ともに良く、ビルドアップもスムーズ。
CKから先制点も奪い、終始福岡を圧倒。 - しかし後半開始直後に、スローインの流れから失点。
これで試合は暗転。前半とは全く逆の展開に。
東のPKストップも虚しく、終了間際に追加点を献上し、悪夢の逆転負け。
- 前半は完全にガンバのゲームだった。
最前線で武蔵が収め、食野が鋭いターンで前を向き、チャンスを量産。
助っ人4人が全員不在で、攻撃の迫力が半減するかと思いきや
逆にコミュニケーションがスムーズで、選手間の距離が良く、ボールが握れる展開に。 - すると前半13分、CKからニアで倉田がすらしたボールを、ギョンウォンが叩き込み
4試合ぶりの得点で先制。 - その後も山本の浮き球を食野がボレー、黒川のクロスから倉田、石毛の連続ミドル
半田のプレスから食野がシュートなど、福岡を圧倒して前半終了。
ただ、ここで追加点が奪えなかったのが痛かった。 - 後半いきなり福岡が動く。金森に代え、最前線にウェリントンを投入し、山岸を1列下げる。
ここがこの試合のキーポイントだった。
前線に起点ができ、山岸が前を向いてプレーできるようになり、一気に流れは福岡へ。 - 直後の46分、スローインから中央にボールを運ばれ、抜け出した山岸が流し込み同点。。
- 逆にガンバは、武蔵が疲れてきてボールが収められなくなり、自陣に押し込まれる。
だがベンチにCFの替えはおらず、最初の交代はようやく78分に宇佐美。 - だが宇佐美も前線で起点とはなれず、逆にPA内で黒川が紺野を倒しPK献上。
これは東口が、山岸のPKをビッグセーブし、絶体絶命のピンチを防ぐ。 - ここで一気に流れを取り戻したかったが、ポヤトスは動かず。
疲弊しきった前線では何もできず、逆にルキアンに追加点を献上し、悪夢の逆転負け。
採点
GK | 東口 | 5.5 | 殊勲のPKストップも報われず。 |
DF | 福岡 | 5.5 | 左右中央と、いまやDFラインに不可欠な存在。 |
DF | 三浦 | 5.0 | 出足鋭くピンチの芽を摘んでいたが、山岸のマーク外す。 |
DF | ギョンウォン | 5.5 | 4試合ぶりの得点も空砲。守備でも粘り強くプレー。 |
DF | 黒川 | 4.5 | PK献上、2失点目も寄せの甘さから。プレーに迷い。 |
MF | 石毛 | 5.0 | 前半は攻守に躍動も、シュートの精度を欠いた。 |
MF | 山本 | 5.5 | レジスタとしてパスを捌き続け、試合をコントロール。 |
MF | 倉田 | 5.5 | ポジション取り良く、ビルドアップに貢献。 |
FW | 半田 | 5.0 | 前線からの守備は狙い通りも、攻撃で機能せず。 |
FW | 武蔵 | 5.5 | 前半はMOM級の活躍も、後半息切れ。 |
FW | 食野 | 5.5 | 巧みなターンで何度も局面を打開。惜しいボレーも。 |
FW | →宇佐美 | - | 時間短く評価無し。 |
FW | →山見 | - | 時間短く評価無し。 |
FW | →唐山 | - | 時間短く評価無し。 |
C | ポヤトス | 4.5 | 選手交代が遅い。采配ミスで、勝点1を失う。 |
注目プレー
21分、倉田、石毛の連続シュート。
ガンバがボールを握って押し込み、狙い通りの攻撃でシュートまでつなげたシーン。
自陣からのビルドアップ。
何度か福岡にカットされるも、素早い切替でアタッキングサードまで前進。
右サイドに人数をかけ、福岡も同サイド圧縮の守備体型。
ここで山本が、左サイドでフリーになっていた黒川へ大きく展開。
黒川が深い位置まで侵入し、ゴール前へクロス。
RWGの半田が、CBを引っ張りニアまで走り込み、ファーで武蔵が合わせる。
おしくもCBに弾かれるも、こぼれ球を倉田、石毛が立て続けにミドル。
惜しくもゴールは割れなかったが、練習でも繰り返していた、サイドからの崩しを見せた。
次節へ向けて
試合前のインタビューで、ガンバの印象を聞かれた長谷部に
「勝てていない。ウチも落とさない。」と、完全に舐められた発言。
絶対にやり返したかったが、コメント通りの展開で勝点3を献上。
かつてのエレベータークラブにも、力関係で逆転された。
これが現実。今のガンバの立ち位置。
今節でも残留は決められず、下位チームが軒並み勝点を奪い
今年もしっかり残留争いに巻き込まれた。
広島、神戸と難敵が続くが、下を向いている暇はない。
攻撃は大幅に改善している。
特に前半は、ポヤトスがやりたいサッカーで相手を圧倒した。
今節の敗因は、明らかにベンチの質。
広島戦まで2週間ある。
故障者も戻ってくれば、この戦いを後半も続けられるはず。
特に武蔵に使える目途が立ったのは、非常に大きい。
まずは次節での残留確定が最低ミッション。顔を上げて、広島戦へしっかりとした準備を!
トレーニングで、青黒のユニフォームが似合う身体を手に入れよう!
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