連敗で迎えた、中2日でアウェー名古屋。
見るべきものも、収穫も何も無かった。
WG半田の謎采配は、いよいよ迷走が始まる予兆なのか(震)
試合結果
スコア
G大阪 | vs | 名古屋 |
0 | - | 1 |
0 | 前半 | 0 |
0 | 後半 | 1 |
得点者 | 67min 稲垣 |
スタメン
(選手交代) 60min食野→高尾、70minジェバリ→武蔵、石毛→宇佐美、ダワン→理仁、83minアラーノ→山見
- ダービーからのターンオーバーは、宇佐美と三浦の2枚のみ。
宇佐美は納得だが、ここまでフル出場の三浦のターンオーバーは驚き。 - 食野は予想通りスタメン。意外と浪花節な采配も、ポヤトスの特徴。
- 名古屋も、ユンカー、永井はベンチ。前半のうちにリードしておきたい。
試合内容
- 中2日の厳しいコンディションんで迎えた一戦。
前節から、ガンバは2枚、名古屋は4枚のターンオーバーを選択。 - ポゼッションではリーグ1位のガンバと、最下位の名古屋の組み合わせで
ガンバが圧倒的にボールを握ると予想されたが、ガンバは宇佐美不在の影響か
前線でボールが収まらず、そこまでポゼッションには差がない展開。 - 名古屋はシンプルに前線にボールを送り、アタッキングサードで勝負を仕掛け
CK、FKを次々と獲得。マテウスのキック力を生かして決定機を作る。 - 対するガンバも、CBから対角に両WGへロングボールを送り
食野、アラーノが起点となって、チャンスをうかがう。 - 前半唯一の決定機は名古屋。
運動量を生かして右サイドを上がった稲垣へボールがわたると、低い弾道の
サイドチェンジが、逆サイドの森下へピタリと収まり、ダイレクトでシュート。
若干ふかし気味でゴール上へとはずれたが、危ない場面を作られる。 - 後半開始から、名古屋が先に動く。
永井を投入し、和泉をWBへ下げ、マテウスと森下を右に移し、いつもの形に。
さらに56分には、ユンカーと米本を入れ、ベストメンバーで先制点を奪いに来る。 - これに対し、ガンバは不可解な選手交代で後手を踏む。
前線で気持ちの入ったデュエルを見せ、起点になっていた食野を下げ、高尾を投入。
半田をRWGに上げて、アラーノをLWGにまわす。
ポヤトスには珍しく、相手に合わせた守備対策での交代となったが、逆効果。 - 完全に流れを名古屋に持っていかれ、67分、左サイドを破った藤井がゴール前へクロス。
ゴール前の混戦から、福岡のクリアが稲垣に当たり、不運な失点。 - あわてて、宇佐美、武蔵、理仁を投入するが、時すでに遅し。
先制点を奪った名古屋は、5バックでベタ引きし、快速3トップがカウンターに備える。
カウンターが怖いガンバは、人数をかけて攻めることもできず、時間だけが経過。
最後に山見を投入し、何度か仕掛けるも、残された時間はほぼなく、淡々とゲームセット。 - 審判もカードを乱発し、イエロー6枚のおまけつきと、踏んだり蹴ったりの敗戦となった。
採点
GK | 谷 | 5 | 失点以外は、相手シュートの精度の低さに助けられた。 |
DF | 半田 | 5 | 後半謎のWG起用。惜しいシュートあったが、機能せず。 |
DF | 福岡 | 5 | 持ち上がり縦パスは◎も、掻き出せず、失点に絡む。 |
DF | ギョンウォン | 5 | 中央は閉めた。今日は前線の責任。 |
DF | 黒川 | 5 | カウンター対策か。攻撃は自重気味。 |
MF | ダワン | 5 | 長澤のマークに手を焼いた。疲労も蓄積、途中交代。 |
MF | ラヴィ | 5 | パスのズレ目立つ。守備では奮闘、ピンチの芽を摘む。 |
MF | 石毛 | 4.5 | パス、トラップの精度低く、起用に応えられず。 |
FW | アラーノ | 4.5 | 名古屋ではなく主審とバトル。プレーも雑に。 |
FW | ジェバリ | 4.5 | CFWがシュートゼロでは、話にならない。 |
FW | 食野 | 5 | 積極的に仕掛けたが。守備面の信頼低く、早々に交代。 |
DF | →高尾 | 5 | どうせなら彼がWGに入った方がマシだったのでは? |
MF | →理仁 | 4.5 | Wボランチで入り、カウンターのケアに終始。 |
MF | →宇佐美 | 4.5 | 5バックで守られ、スペース無く、何もできず。 |
FW | →武蔵 | 4.5 | 裏取れず、収められず、何もできず。 |
FW | →山見 | - | 時間短く評価無し。 |
C | ポヤトス | 4 | 選手起用、采配とも全て裏目。 |
注目プレー
半田のオーバーラップからのシュートシーン。
ポヤトスガンバ得意の、逆サイドのスペースへ素早く展開してのチャンスメイク。
混戦からのセカンドをダワンが回収。
ワイドで幅を取った食野に展開し、ハーフスペースを駆けあがった石毛への
パスはずれたが、奥のジェバリが何とかキープ。
ジェバリは素早く、右サイドを駆け上がってきた半田へ展開。
半田はハーフスペースへのアンダーラップを選択。
石毛とジェバリは、DFラインの裏のスペースへ走り込んだが
タイミングが合わず、半田は自らシュートを選択。惜しくも左へ外れた。
半田のアンダーラップにあわせて、アラーノがワイドに開いていれば
サイドをえぐって、中へのクロスという選択肢もあった。
この逆サイドのスペースへ展開して、3人目がスペースを使うパターンは
再現性の高い、有効な攻め手になりつつある。
今回はゴールに結びつかなかったが、何度もトライして、精度を高めて欲しい。
次節へ向けて
GWに3連敗と、前向きになれない辛い状況だが、ポジティブ要素も無いわけでは無い。
中2日の厳しいコンディションでの試合だったが、選手はよく闘ったと思う。
特に食野は前線で起点になれていたし、戦術的に早い時間で交代となってしまったが
最後までピッチにおいておけば、展開も変わっていたのではと感じさせてくれた。
WGの人材不足、CFWの得点力不足と、「4-3-3」の継続に不安もあるが
ポヤトスのポジショナルプレーを体現するには、5レーンに均等に選手を配置できる
このフォーメーションがベストなのだろう。
幸い去年までの、パトリックのパワープレーや、まぐれ当たりのミドルシュートでしか
点が取れなかった、積み上げの無い、耐えるだけのサッカーと違い
スペースへボールを動かして、3人目が飛び込んでチャンスを作るという
再現性のある攻撃パターンが構築されてきている。
開幕からポゼッションは一貫して、相手を上回れている。
つまり主導権は握れているということ。これだけでも大きな進歩。
あとはラストパスの精度と、ゴール前のコンビネーションを地道に上げていくだけ。
先行できる試合が増えていけば、余裕を持った試合運びができ、失点も減ってくるはず。
今は、ゆるぎないスタイルを作る我慢の時。
LWGは食野、山見、RWGはアラーノ、杉山、CFWはジェバリ、武蔵で固定すれば良い。
ブレずに、前向きにトライし続けていって欲しい。
トレーニングで、青黒のユニフォームが似合う身体を手に入れよう!
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