【コンディション不良】2024J1リーグ 第7節 コンサドーレ札幌(A) レビュー

レビュー

超過密5連戦の3戦目。
水曜日の横浜FM戦を見据えて、大幅にターンオーバーを敢行したが
如何せんサイドに負傷者が集中しすぎ。
まともなメンバーを組めず、未勝利の札幌に初白星を献上。

試合結果

スコア

 G大阪 vs 札幌 
01
0前半0
0後半1
得点者73min 宮澤

スタッツ

G大阪 札幌 
13
(5)
シュート数
(枠内)
12
(3)
1.26ゴール期待値1.07
312パス成功数356
49%ボール支配率51%
107.4走行距離(㎞)111.0
88スプリント回数102
出典:J STATs
  • 凡戦らしく、スタッツも見るべきものはない。
  • ガンバのゴール期待値は1.26。これでスコアレスでは。。
    今年も、ジェバリの決定力は期待薄。

スタメン

(選手交代)61min食野→ウェルトン、67minジェバリ→宇佐美、倉田→黒川、坂本→石毛、79min鈴木→ラヴィ

  • WGは倉田と食野。結果は、去年の嫌な記憶が的中。
  • RSBは半田で来るかと思ったら、まさかの体調不良。
    もう心はパリへ。。。

試合内容

  • 中2日では、さすがにサッカーにならない。
    両チームとも動きが重く、すべてが遅い。まれにみる凡戦。
  • 前半の見どころは、ジェバリのポスト直撃のFKぐらい。
  • 後半に入り、ようやく攻撃に連動性が出始め
    ウェルトンの投入で、一気に流れを引き寄せられるかと思いきや
    ワンチャンスを札幌に決められ、一気にトーンダウン
  • その後は交代策も面白いほどハマらず、何の見せ場も無く敗戦。
  • お互い中2日で迎えた連戦。
    しかしガンバは連戦の真っ最中だが、札幌は次節より通常稼働のため
    ターンオーバーしたガンバに対し、札幌はフルメンバーでの対戦となった。
  • さすがに両チーム動きが重く、テンポが上がらない。
    特に札幌は、今までの積上げは何処に行ったのか、アタッキングサードでの
    連動性がまるで無く、攻撃に全く怖さがない。
    対するガンバも、前線の面子が昨年に戻っており、幅が全く取れず
    中央に突っ込んではボールを失う、懐かしい光景。
  • 眠気を誘う前半が終了し、後半立上りの48分、ようやくガンバに見せ場。
    ジェバリがワンタッチで収めると、ボールを受けた食野がDFを剥がしてゴール前に侵入。
    坂本がタイミングよくスペースに走り込んだ
    が、若干パスが長すぎ決定機にはならず。
  • 60分にはウェルトンを投入し、さすがの突破力で流れをつかみかけるが
    コンタクトで悉くファールを取られ、完全に勢いに水を差された。
  • その後両チーム3枚替えを敢行するが、これが明暗を分ける。
    息を吹き返した札幌に対し
    ガンバは前線に高さがなくなり、ビルドアップがままならない。
    リスクヘッジで、ロングボールを多用していたツケがきてしまった。
  • 73分にクロスを合わせられ先制を許すと、勢いを増した札幌のプレスに
    前線にボールを放り込むことすらできず、何もできないままタイムアップ。
    ビハインドでの終盤の戦い方に、大きな課題を突き付けられた。

採点

GK一森5.0今日もキックの精度がいまいち。ビルドアップも消極的。
DF福岡4.5守備では近藤を完璧に抑えたが。。かぶって失点に絡む。
DF三浦5.0特長は正確なフィードだったよね。最近見ないけど。。
DF中谷5.0複数失点が無いのは見事だが。。ビルドアップに伸びしろ。
DF中野5.5本日唯一の収穫。五輪は遠のいたが、ガンバで輝きを取り戻せ。
MF食野5.0福岡とのコンビでは、幅が取れない。チーム事情に泣いた。
MFダワン5.0何度か決定機を作れる場面あったが、パスの精度欠く。
MF鈴木5.0やや縦に急ぎすぎた。チームのリズム作れず。
MF倉田4.5サイドの選手ではない。度々ノッキング。チーム事情に泣く。
MF坂本5.0比べられ本人が一番悔しいはず。得意の抜け出しは見せた。
FWジェバリ5.0収まり悪く、フィニッシャーにもなれず。FK蹴れるのね。
FW→ウェルトン5.5不可解な判定に泣く。今やガンバの救世主。
FW→黒川5.0オフサイドだったが、さすがレギュラー。違いを見せる。
MF→石毛4.5途中から入ってこれでは。見せ場ゼロ。
FW→宇佐美4.5全く試合に入れず。存在感なく漂う。
MF→ラヴィ時間短く、評価無し。
Cポヤトス5.0チーム事情もあるが、最下位相手にリスク管理しすぎ。

注目プレー

48分、食野のカットインからのチャンスメイク。

ポイントは3つ。
①ジェバリの懐の深さ
②食野の鋭いターン
③坂本のスペースへの飛び込み

①スタートは、中谷のロングボールから。
ジェバリは、背後からCBに捕まえられていたが、巧みにワンタッチで福岡に落とす。

②バイタルで、食野が福岡のリターンを受けると、背後からCBが猛然と潰しに来る。
しかし食野は鋭いターンで、CBを振り切り、前を向く。この時点で勝負あり。

③飛び出したCBがぽっかり空けたスペースを、食野と坂本が感じ合い
坂本がダイアゴナルに走り込むが、食野のパスがやや長すぎ、万全の態勢では撃てず。

食野が相手を引きずり出して、スペースを作り
坂本が空いたスペースを使う、連動した攻撃が垣間見えた。

次節へ向けて

札幌ドームは鬼門になりつつある。
今年も調子の出ない相手に、勝点3をプレゼントする気前の良さは変わらず。

去年までの面子では、やはりJ2レベル。
ここまで状態の悪い札幌にすら勝てないことが、あらためてはっきりした。
このままズルズルと勝点を逃し続けると、今年もお馴染みの残留争いが待っている。

だが、今年のガンバには救世主がいる!
我らがウェルトンに頼り切って、このピンチを救ってもらおう。

幸い次節は、ガンバは中3日、マリノスは神戸との激闘明けの中2日。
圧倒的にガンバの方が良いコンディションで迎えられる。
抜け殻になったマリノス陣を、ウェルトンがズタズタに切り裂く!

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