【新世代躍動】2024J1リーグ 第8節 サガン鳥栖(H) レビュー

レビュー

一彩が、唐山が、ユース出身の若手2人が攻撃陣を牽引!
エース宇佐美から、青黒のDNAは脈々と受け継がれている。
相変わらず決定力に苦しんだが、見事勝ち切り、連敗ストップ。

試合結果

スコア

 G大阪 vs 鳥栖 
21
1前半1
1後半0
45+3min 坂本
90+9min 三浦
得点者41min 長沼

スタッツ

G大阪 鳥栖 
28
(18)
シュート数
(枠内)
11
(6)
3.96ゴール期待値0.61
547パス成功数231
62%ボール支配率38%
117.2走行距離(㎞)118.1
109スプリント回数105
出典:J STATs
  • 今節もシュート20本越え。CKはなんと16本。。
  • ゴール期待値は、3.96。はい、4点は取らなあかんかったね。
  • 逆に相手には、期待値以上の得点を与える試合が続いている。
    まだまだ守備の精度は、改善の余地あり。

スタメン

(選手交代)61min倉田→唐山、75min福岡→岸本、81min鈴木→ラヴィ、坂本→ジェバリ

  • WGは唐山を温存。食野ではなく、倉田にチャンスを与える。
  • ボランチは、やはりダワンを起用。ダワンの頭で、何とか点をもぎ取りたい。

試合内容

  • 鳥栖が守備から入ってきたため、前半はガンバのハーフコートマッチ。
    しかしチャンスを決めきれずにいると、ワンチャンスを長沼に決められる。
    だが今年のガンバは下を向かない。前半ロスタイム、坂本が押し込み同点!
  • 後半は鳥栖が退場者を出し、さらにガンバの一方的な展開。
    しかし撃てども撃てども決められず、諦めかけた試合終了直前
    ジェバリの落としを、三浦が叩き込み、なんとか勝ち切った!
  • 5連戦の最終戦。
    連戦続きで中3日のガンバに対し、休養十分の鳥栖。
    コンディション面では、圧倒的に鳥栖が優位と思われたが、意外な展開。
    大量失点続きで、極度に失点を怖がったか、鳥栖がプレスを封印。
    ミドルゾーンでブロックを敷き、守備優先の入りをしてきた。
  • これでガンバは俄然戦いやすくなった。
    ミドルサードまでは自由にボールを運べるので、鳥栖陣内でのハーフコートゲーム。
    宇佐美が自在にパスを操り、ウェルトン、坂本がゴールに襲い掛かる。
    セットプレーでは、三浦と福岡がクロスバーを叩き、いつ点が入ってもおかしくない展開。
  • だがここで点が取り切れないと、いつもの展開。
    なんでもないクロスに、福岡が三浦と被ってしまい、ガンバキラーの長沼に先制を許す
    だが連敗阻止に燃えるガンバも、ただでは引き下がらない。
    前半終了間際に、若い堺屋のラフプレーでセットプレーを得ると
    混戦から、坂本が押し込み、前半のうちに同点に追いつく。
  • 後半に入ると、さすがに鳥栖も戦い方を修正。
    前からのプレスも併用し、徐々にリズムをつかみ始める。
    しかし、ここで坂本がゲームの流れを決定づけるビックプレーを魅せる。
    相手の厳しいマークを鋭いターンで剥がすと、ウェルトンへロングカウンター一閃。
    これにウェルトンが爆発的なスピードで抜け出すと
    またもや焦った堺屋がPA手前で引きずり倒してしまい、DOGSOで退場。
  • FKは宇佐美が枠に飛ばすも、朴のファインセーブに阻まれるが
    数的有利となったガンバが、ここから怒涛の攻めを見せる。
    右サイドを唐山、岸本のセットに代えたことも奏功し
    ウェルトン、黒川の左サイドとあわせて、両サイドが鳥栖を圧倒。
    鳥栖ゴールにシュートの雨を降らせるが、鳥栖も中央を固めて、最後の所はやらせない。
  • ロスタイムも終盤、鳥栖が逃げ切るかと思われたが、最後に歓喜の瞬間が待っていた。
    宇佐美のクロスを、大外で待っていたジェバリが胸で落とし、三浦が右足一閃。
    ようやくゴールをこじ開け、5連戦最終戦で、ようやく勝点3を手にした。

採点

GK一森6.0終盤のビッグセーブでチームを救う。影のMVP。
DF福岡4.5同じミスを繰り返しては、プロに次は無い。
DF三浦6.0値千金の決勝弾!ポストに嫌われたが、ドンピシャヘッドも。
DF中谷6.0さすがのカバーリング。数的優位と見るや、攻撃参加も。
DF黒川5.5攻撃面の良さが出る展開。存分にかき回した。
FWウェルトン5.5爆発的な加速で、新人SBをピッチから消し去る。
MFダワン5.5CK16本もあれば、1本ぐらい合いそうなもんやけど。。
MF鈴木5.5鳥栖が前から来なかったため、余裕をもって捌けた。
MF倉田5.0攻撃では良い飛び出しも見せたが、守備で下がりすぎ。
FW坂本 MOM6.51G1Aの大活躍。幻のファインゴールも。
FW宇佐美6.0高精度のクロス、フリーキックと精度は抜群。
FW→唐山6.5ポケットを狙い続け、決定機量産。序列を上げた。
DF→岸本6.0唐山とのコンビで、右サイドを圧倒。流れをもたらした。
MF→ラヴィ時間短く、評価無し。
FW→ジェバリ時間短く、評価無し。
Cポヤトス6.0交代策がズバリ的中。ようやく報われた。

注目プレー

64分、坂本の幻のゴール。

ポイントは3つ。
①唐山の動き出し
②ダワンの正確な縦パス
③鈴木のダイレクトのスルーパス
④坂本のシュートスペースを作る動き

ダワンがハーフスペースでボールを受け、出しどころを探す。
鳥栖はきれいな2ラインでブロックを作り、スペースを消す。

①大外に張っていた唐山が、ポケットへ侵入を試みる。

②ダワンがこの動きに反応し、守備ラインの隙間に鋭い縦パスを打ち込む。

③唐山の動きは、SBがスライドしてスペースを消されたが
 唐山は何とか鈴木へボールをはたき、もう一度動き直して、ポケットを狙う。
 鈴木もこの動きに反応して、ダイレクトで裏のスペースへスルーパス。

④唐山がポケットを攻略した瞬間、坂本と宇佐美がゴール前にスプリント。
 CBも慌ててゴール前を固めるが、ここで坂本がストライカーらしい動きを見せる。
 PA内に入ったところで急減速し、CBとの間にシュートを打てるスペースを作る。
 この動きを唐山が良く見て、スペースへマイナスのクロス。
 ゴール左隅へ冷静に蹴り込んだが、残念ながら唐山の動き直しがオフサイド。

ゴールは認められなかったが、ガンバの新時代を担う若手が
息の合ったコンビネーションで、違いを見せてくれた。

次節へ向けて

良い内容のゲームはするものの、結果が付いてこなかったが
ロスタイム弾の劇的勝利で、4試合ぶりに待望の勝点3をゲット!
これで失いかけていた自信も取り戻し、チームにも勢いが戻ってくるはず。

次節はナショナルダービー、浦和レッズ。
昨年受けた、公式戦4戦全敗の屈辱を晴らす時が、早くもやってきた。

優勝候補と目されながら、調子の上がらない浦和。
降格候補と目されたが、まずまずの滑り出しのガンバ。
状況は対照的。

ケガ人も続々と復帰のめどが立ち始めている。
まずはゆっくり休んで連戦の疲労を回復させ、リベンジに向けしっかり準備してもらいたい。

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