【視界良好】2024 J1リーグ序盤戦 レビュー

チーム

序盤戦の振り返り

2勝1分 5位(勝点7)  得点4 失点2 得失点+2

立ち上りの悪いガンバにしては、絶好の滑り出し。
1試合少ないながら、未だ負け無しの5位と、トップハーフに食い込んでいる。

好調の要因は、新加入選手の活躍。
まずは何といっても、山田。
驚異的な運動量で、ガンバの心臓となっており、もはや不可欠な存在。
そして、中谷、一森が、守備の安定度をもたらし
岸本、ウェルトンが、攻撃に幅をもたらしている。

ポゼッションがベースではあるが、強度を出せる選手が多数入ったことで
前線からのプレスと、素早いネガトラが特徴となり
昨年までとは、全く別のチームに生まれ変わった。

リーグ序盤戦の傾向

いくつかの指標を見ながら、各チームのスタイルを分析していく。

得点力

まずは、これが無いと始まらない「得点力」。
「ゴール数」と、「ゴール期待値」の相関から分析していく。
縦軸は、1試合の平均「ゴール数」。
横軸は、ゴールに直結するチャンスを表す指標「ゴール期待値」。

出典:J STATs
  • 最多ゴールは、湘南の2.0。
    湘南の期待値は1.3であり、かなり効率的に得点が取れている。
  • 最も高い期待値は、広島の2.256。
    一試合で2点以上取れるチャンスを作り続けており、驚異的な攻撃力。
  • 重症なのは、名古屋と札幌。
    名古屋は期待値も0.664と、攻撃面に大きな課題を抱えている。
  • ガンバは、期待値1.648、ゴールは1.33。
    期待値はリーグ5位と、攻撃面は上手く機能しているといえる。
    決定力という点では、若干物足りないか。

攻撃面

攻撃面での各チームのスタイルは
「ボール保持率」と「AGI(Approach Goal Index)」の相関で分析していく。
横軸は、「ボール保持率」。
縦軸は、どれだけゴールに迫ったかを表す指標「AGI」。

出典:J STATs
  • 横浜FM、川崎、新潟、札幌は、何が何でもボールを握りたい。
  • 逆に、東京V、町田、福岡は、直線的にゴールへ向かう。
  • AGIが高いのは、町田、福岡、広島。
    ボール保持にこだわらないチームが、よりチャンスを作れている印象。
  • 新潟、札幌、浦和は、保持率のわりにチャンスが作れておらず
    いわゆる、ボールを持たされている状態。
  • 磐田、名古屋は、自陣に押し込まれるサンドバックの時間が長い。
  • ガンバのAGIは55.4で、リーグ5位。
    保持率は51.9%と、去年よりは落ちているが
    攻撃面が機能していることが、ここでも見て取れる。

守備面

守備面の各チームのスタイルは
「失点数」と「KAGI(Keep Away from Goal Index)」の相関で分析していく。
縦軸に、「失点数」
横軸は、どれだけ相手を自分のゴールから遠ざけたかを表す「KAGI」。

出典:J STATs
  • KAGIが高いのは、広島、ガンバ、神戸、町田。
    ハイプレスで、前からガンガン奪いに行くスタイル。
  • 逆にKAGIが低い、FC東京、磐田、名古屋、浦和は
    しっかりブロックを作って、守備体型を固めて迎え撃つスタイル。
  • FC東京は、極端にチャンスを作られすぎ。
    DF陣の踏ん張りで1.5点に抑えているが、守備の再構築が必要。
  • ガンバのKAGIは56.3で、リーグ2位!
    ハイプレスが機能し、守備も非常にうまくいっている。

今後の展望

攻撃面、守備面の指標を見ても、実際の試合の印象通り
今年のガンバは、かなり良い戦いをしていることが見て取れる。

昨年までとの最大の変化は、守備面。
山田の加入により、ハイプレスが非常に機能しており
ネガトラの鋭さも相まって、即時奪回からの2次、3次攻撃で
相手陣での攻撃の時間も長くなるという、好循環を作れている。

ただ当然、他チームも新生ガンバの対策は練ってくるはず。
どこまで好調を維持できるか。期待を持って見守りたい。

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