【際の脆さ】2025シーズン 前半戦レビュー

チーム

大いなる期待をもって始まった2025シーズン。
だがチームの再建とは、かくも難しいものなのか。
想定外の連続で、目論見とはかけ離れた苦しい前半戦。

前半戦の振り返り

  • 7勝3分9敗 12位(勝点24) 
  • 得点23(8位) 失点27(19位) 得失点-4(13位)

開幕戦でピンクにまさかの大敗。
直後にYMD案件が勃発、チームの士気は明らかに低下。
満田が、瀕死のチームに一筋の光明をもたらすも
ケガ人続出で、最後はボランチが全滅し、野戦病院と化した。

昨季の躍進を支えた堅守は、見る影も無く崩壊。
前半戦で早くも昨年の負数を超え、ルヴァンも早々に3回戦敗退。

リーグ前半戦の傾向

いくつかの指標を見ながら、各チームのスタイルを分析していく。

得点力

サッカーでの最重要指標、勝敗に直結する「得点力」は
「ゴール数」と、「ゴール期待値」の相関から分析する。
縦軸は、1試合の平均「ゴール数」。
横軸は、ゴールに直結するチャンスを表す指標「ゴール期待値」。

出典:JSTATs
  • 「ゴール数」と「ゴール期待値」は、きれいな正の相関となる。
    チャンスを多く作れば、それだけ得点も増える。あたりまえ。
  • ガンバは、「ゴール期待値」1.264で、5位。
    「ゴール数」は1.21で、9位。
    決定機はかなり作れており、決定力もそこまで悪くない。
  • 川崎、ピンクが、破壊力抜群。
    一方、決定力不足に悩む広島。
    逆に、エリアス京都は抜群の決定力を誇る。
  • 東京Vは、抜本的なてこ入れが必要。
    福岡、横浜FC、湘南も、深刻な得点力不足。

攻撃面

攻撃面での各チームのスタイルは
「ボール保持率」と「AGI(Approach Goal Index)」の相関で分析する。
横軸は、「ボール保持率」。
縦軸は、どれだけゴールに迫ったかを表す指標「AGI」。

出典:JSTATs
  • 非保持型優位から、若干ポゼッション優位にトレンドが変化。
    広島、神戸、湘南が、保持型へ。
  • ガンバは、トレンドと逆行し、非保持カウンター化。
    保持率は50%を切ったが、AGIは6位と効率の良い攻撃。

    ただこれは離脱者続出の苦肉の策で、本音はボールを握りたい。
  • 柏の保持率は圧倒的。
    マリノス、新潟は、持たされているだけ。
  • 岡山、町田、福岡は、切れ味鋭いカウンター特化型。
    東京V、名古屋、横浜FCは、ひたすら守備に奔走。

守備面

守備面の各チームのスタイルは
「失点数」と「KAGI(Keep Away from Goal Index)」の相関で分析する。
縦軸に、「失点数」
横軸は、どれだけ相手を自分のゴールから遠ざけたかを表す「KAGI」。

出典:JSTATs
  • 右側はハイプレス、左側がブロック守備。
    守備に関しては、はっきりとハイプレス優位の傾向が出ている。
  • 広島が守備最強。強烈な前プレで、相手を自陣に寄せ付けない。
  • 対照的なのは柏。圧倒的なポゼッションで、相手にボールを渡さない。
  • 鹿島はゴール前の固さが驚異的。
  • 逆にガンバは、際の強さが消え去り、脆さが際立つ。
    FC東京、新潟、マリノスと並び、守備の改善が急務。

今後の展望

前半戦の戦いを、データで振り返ってみた。

攻撃はそこそこ。
リスク回避でビルドアップを諦め、カウンターに振ってはいるが
守備が前から行けないので、ガンガン攻め込まれ、際でも粘れず失点が止まらない。

課題は明白。守備の立て直し。

ただ前半戦は、YMD案件や、大量のケガ人など、致し方ない部分も多かった。
安部の加入で、満田を一列前で使えれば、守備の圧力も強まり
徳真、ラヴィの展開力も、より生かすことができる。

まだまだ混戦のJリーグ、後半戦の巻き返しに期待。

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