【タイトルにはまだ早い】2023ルヴァンカップ 準々決勝 第2戦 浦和レッズ(A) レビュー

レビュー

10個目の星を狙って挑んだ、ルヴァンカップ プライムステージ。
ポヤトスガンバは、2戦合計0-4で、浦和に完敗。
これで今年のタイトル獲得の可能性はなくなった。
悔しいが、リーグ戦トップハーフフィニッシュに向け、切り替えて戦う。

試合結果

スコア

 G大阪 vs 浦和 
03
0前半1
0後半2
得点者8min リンセン
63Min リンセン
86min シャルク

スタメン

(選手交代) 46minダワン→宇佐美、69min石毛→倉田、食野→山見、84min高尾→藤春

  • ガンバは、第1戦からメンバー変更無し。
  • 浦和は、トップにリンセンを起用。結果これが大当たり。。

試合内容

  • 試合開始直後に、CKから痛恨の失点
  • 前半はお互いシュート3本ずつと、拮抗した展開。
  • 後半頭から宇佐美投入。ボールが回り出し、一気にガンバに流れが傾く。
    52分、ジェバリがGKとの1対1を仕留めきれず。。
    これでほぼ試合が決まってしまった。
  • 気落ちしたガンバに、浦和がとどめの追加点2発
    2戦合計0-4の完敗。
  • 試合開始直後の8分、CKで浦和のサインプレーにまんまとやられてしまう。
    後方から走り込んだリンセンをフリーにしてしまい、痛恨の失点。
    最初のセットプレーで、FWをドフリーにする大失態。
    2戦合計0-2となり、いきなり試合を難しくしてしまった。
  • 2点が必要なガンバは、中に絞ったWGがSBを釣り出し、裏のスペースを狙うが
    明本、萩原の両SBの戻りが早く、なかなか深い位置まで侵入できない。
    ほぼ決定機を作れないまま、前半が終了。
  • 後がないガンバは、後半頭から宇佐美を投入。
    すると宇佐美を起点に、前線でボールがスムーズに回り出し、一気に流れはガンバへ。
  • 48分に石毛、51分に食野が立て続けにシュートを打つと、最大のチャンスが。
    52分、アラーノの縦パスを、食野がワンタッチで裏へ絶妙のスルーパス。
    ジェバリが、西川と1対1になるも、シュートは無情にも枠外へ。。
  • 追いつく絶好のチャンスを逃したガンバに、浦和がとどめを刺す。
    ショートカウンターから、荻原がワンタッチで中央に折り返し、リンセンが2点目のゴール。
    心が折れたガンバは、終了間際にもゴールを許し、0-3の惨敗。
  • 結局、2戦合計0-4で、準々決勝敗退となった。
    外国人FWの決定力、両SBの運動量と質で、浦和に力の差を見せつけられてしまった。

採点

GK東口4.5屈辱の3失点。GKだけの責任ではないが。
DF高尾4.5何度も好機はあったが。荻原に差を見せつけられた。
DF佐藤5.0気持ち出したが空回り。この悔しさを成長の糧に。
DF福岡4.5リンセンを抑えられず、痛恨の2失点。プレーに覇気無し。
DF黒川4.5さすがに連戦の疲労は隠せず。動きにキレがなかった。
MF石毛4.5うまくボールに絡めず。存在感を発揮できなかった。
MF山本悠樹5.0アンカーで奮闘も、後ろからは決定的な仕事はできず。
MFダワン5.0悪くなかったが、試合展開上、悔しい途中交代。
FW食野5.0ジェバリへのスルーは見事だったが、報われず。
FWジェバリ4.5あそこは決めないと。浦和FWと決定力の差が出た。
FWアラーノ5.0いつものハードワーク。足りないのは最後だけ。
FW→宇佐美5.5後半一気に流れを引き戻した。早い時間で追いついていれば。
MF→倉田5.0左サイドで、宇佐美と良い連携を見せた。
FW→山見5.0仕掛ける姿勢は良し。あとは精度と連携を上げていくだけ。
DF→藤春時間短く評価無し。
Cポヤトス5.0戦術を選手の質で上回られた。会見でも悔しさ滲ます。

注目プレー

後半52分、ジェバリの決定機。

ロングボールを、ジェバリがうまく収めて、アラーノへ落とす。

アラーノが食野に展開すると、食野はワンタッチで、DFラインの裏へスルーパス。
この判断が素晴らしかった。

ジェバリも、浦和DFより先に反応し、GK西川と1対1に。
西川の飛び出しも、躱したところまでは良かったが。。。
体制が崩れたまま放ったシュートは、無情にも枠外へ。
ここで追いついておけば、また違った展開になったはずで、悔やまれるシーン。

ただ試合を通じて、DFラインの裏への飛び出しは、かなり意識づけされており
浦和の守備を崩し切ることはできなかったが、デザインされた攻撃は展開できていた。

次節へ向けて

残念ながら、10個目のタイトルへの挑戦はここで終了。
今年のタイトル獲得も無くなった。

ポヤトス監督の、ポゼッションからスペースを攻略するサッカーが浸透しつつあり
リーグで無双した時期もあったが、まだタイトルを争うレベルではないことを痛感させられた。

浦和より試合内容は上回っていたが、終わってみれば大差の惨敗。
やはり勝負所での決定力に大きな差があったと言わざるを得ない。

ただ去年までの残留争いを考えると、この1年で飛躍的に進化している。
チームスタイルを手に入れつつあり、結果も出だしている。
決定力不足は、どのチームでも抱える永遠の課題であり
まずは決定機を作り続けることができる、連携強化が重要。

残りのシーズンは、リーグでのトップハーフフィニッシュを目標に
引き続き、意識高く戦っていきたい。

次節は、前半戦のターニングポイントとなった、新潟クリニック。
停滞してきたチームを、再び上昇させる処方箋をゲットできるか?
切り替えて、勝点3!

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