【屈辱の4タテ】2023J1リーグ 第28節 浦和レッズ(H) レビュー

レビュー

リベンジを信じて挑んだ、今季4度目のナショナルダービー。
待っていたのは、あまりにも惨めな現実。
10人となった相手に逆に押し込まれ、まさかの逆転負け。
アジア王者に力の差を見せつけられ、4戦全敗で今季の対戦を終えた。

試合結果

スコア

 G大阪 vs 浦和 
13
1前半1
0後半2
17min 宇佐美得点者29min ホセカンテ
68min 高橋
85min リンセン

スタメン

(選手交代) 46minアラーノ→石毛、71min中野→ギョンウォン、食野→福田、79minダワン→倉田、87min宇佐美→唐山

  • ラヴィが宗教上の理由で欠場。
    山本をアンカーに置き、WG宇佐美、IHアラーノのユニット。
  • RSBは、いまいち連携の上がらない高尾に代え、中野が初スタメン。

試合内容

  • 宇佐美がFKを直接叩き込み、先制!
    アンラッキーな失点で追いつかれるも、カンテが退場で数的有利に。
    この時点で、誰もが勝利を確信したが。。。
  • 10人相手でも、攻撃のギアが一向に上がらず
    逆に、浦和の正確で鋭いカウンター2発に沈む
  • コンディション面で有利なガンバが、序盤から勢いを持って入りたかったが
    流れをつかんだのは浦和。
    ガンバのプレスを簡単にはがし、アタッキングサードまで易々とボールを運ぶ。
    対するガンバは、うまく間に立たれて制限がかからず、ボールが奪えない。
  • ところが先制はガンバ。
    17分、サイドを突破した黒川が倒されて得たFKを、宇佐美がニアに直接叩き込む!
  • これで勢いに乗るかと思われたが、RSBの中野が大ブレーキ。
    トラップ、パス、クロスとミスを連発し、攻撃が寸断。
    すると徐々に浦和に流れを引き戻され、カンテのシュートが福岡に当たってコースが変わり
    アンラッキーな形で同点に追いつかれる

    前半終了間際には、裏のスペースに飛び出した山本が、ニアに鋭いシュートを放つも
    惜しくもクロスバーに阻まれる。
  • 同点のまま迎えた、59分、ゲームが動く。
    カンテが黒川を引きずり倒し、これに激高した宇佐美に頭突きを見舞って退場。
    数的有利となったガンバが、ここから試合を圧倒すると誰もが思ったが。。
  • 浦和はリンセン、高橋を投入し、両WGを交代。この采配が見事だった。
    1トップがいなくなっただけで、守備陣形は変わらず。
    両WGがフレッシュになったことで、前線のプレスも強度が落ちない。
  • 逆にガンバは、アラーノが前半で負傷交代しており、攻撃のテンポが上がらない。
    選手はワイドにスペースを埋めて、ポジショニングしているが
    パススピードが上がらないため、浦和の素早い寄せに苦しみ、ボールが運べない。
  • 結局パスミスを奪われ、ショートカウンターから、高橋、リンセンに
    ワンチャンスを確実に仕留められ、10人相手にまさかの2失点
  • 慌てて選手を次々に投入するも、全く流れを変えられず。
    中3日でのアウェー連戦、しかも途中から10人となった浦和に、1-3で惨敗の屈辱。

採点

GK東口5.0失点はどれもノーチャンスだが、3失点は頂けない。
DF中野4.0ミス連発でボール失い、高橋にも競り負け。評価下げた。
DF佐藤5.0正確なフィードも、寄せが甘い。相手CBとの差は歴然。
DF福岡4.51点目はアンラッキーも、2点目はリンセンを潰しきれず。
DF黒川5.5力強い突破で、宇佐美のFKをお膳立て。
MFダワン5.0ビルドアップにうまく絡めず。守備に追われた。
MF山本5.0ポスト直撃の一発も、攻撃のリズム出せず、押し込まれた。
MFアラーノ5.0ピッチから去り、攻め手を失った。軽傷であることを祈る。
FW食野5.0仕掛ける姿勢は見せたが、シュートまで行けず。
FWジェバリ4.5一回休ませたい。クロスが入っても、全く可能性を感じない。
FW宇佐美5.5さすがの一撃。カンテも退場に追い込んだが、もっと出来る。
MF→石毛5.0何とかしようとスペースへ動くも、崩しきれず。
DF→ギョンウォン4.5ビルドアップを奪われ、とどめを刺される。
MF→福田4.5荻原に完敗。何もさせてもらえず。
MF→倉田時間短く評価無し。
FW→唐山時間短く評価無し。
Cポヤトス4.5新潟戦から上積み無し。CFW問題から逃げては先は無い。

注目プレー

前半終了間際、山本のポスト直撃弾までの一連の攻撃。

ポイントは、山本のポケットへのランニング。

黒川へパスを出したと同時に、DFラインの裏のスペースへスプリント。
リターンを受けて、食野へ。浦和の寄せが早く、食野はシュートまで行けなかったが
山本がポジションを取り直して、再度ポケットへ持ち出し、ニア上へあわやの一撃を放った。

このプレー以外にも、裏を狙う動きは再三見せており、実際ポケットも何度か攻略できていたが
如何せん、クロスに合わせる中の人数が少なすぎる。
ジェバリがポストで落ちる動きが多いため、両WGや2列目が、もっとPAに入ってこないと
いくらクロスを入れても、なかなか迫力のある攻撃にはつながらない。

次節へ向けて

これで公式戦6戦勝ち無し。
2度目のトンネルに迷い込んでしまった。

原因ははっきりしている。「控えの層の薄さ」。
レギュラーを休ませたくても、代わりがいない。
疲労が蓄積し、レギュラー陣のパフォーマンス低下と比例して、チーム成績も急降下。

だが移籍期間は終了しており、今季はこのメンバーでやり切るしかない。
幸か不幸か、カップ戦は全て敗退しており、残りはリーグ6試合を残すのみ。
ほとんどが上位との対決となっており、決して楽観視できる状況ではないが
早々に残留を確定させ、ポヤトスとの契約を更新して
来季につながる選手の見極め、戦術のさらなる落とし込みのフェーズへと入っていきたい。

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