やはりこの男は持っていた。
ガンバの至宝が、J1ホーム通算900ゴールをゲット。
チームもこれでホーム5連勝。
圧倒的なホームの圧を背に、ガンバの快進撃が再スタート。
試合結果
スコア
G大阪 | vs | 湘南 |
2 | - | 1 |
1 | 前半 | 0 |
1 | 後半 | 1 |
37min アラーノ 61min 宇佐美 | 得点者 | 96min 大橋 |
スタメン
(選手交代) 78min福岡→佐藤、山本→石毛、81min宇佐美→食野、92minアラーノ→福田
- 宇佐美が6試合ぶりの先発起用。
湘南の前に出てくるCBに対し、前線で起点を作る意図があった。 - 前節負傷交代の三浦は、足指骨折の重傷だった。
半田に続き、2人目の長期離脱となってしまった。早期回復を祈る。
試合内容
- 前半は、ガンバが圧倒的にゲームを支配。
- 37分、自陣のビルドアップから、見事な崩し。最後はアラーノが決めて、先制!
- 後半、前線を入れ替えた湘南が息を吹き返す。
- しかし、61分、山本がPA内でハンドを誘発。
このPKを宇佐美が決めて追加点。 - その後も、黒川、ジェバリに決定機が来るも決めきれず。
- ロスタイムにCKの流れから押し込まれ失点も
そのまま逃げ切り、ホーム5連勝!
- 6試合ぶりにスタメン起用となった宇佐美がLWGでスタート。
あまり幅を取らず、黒川のオーバーラップを促すように、主にインサイドでプレー。 - このポジション取りが功を奏し、前半から積極的に黒川がオーバーラップを仕掛ける。
- 逆にアラーノは幅を取り、ハーフスペースを山本、宇佐美が使ってシュートを狙う。
- すると前半35分、自陣のビルドアップから、湘南の2列目を剥がして
アラーノがアタッキングサードへ侵入。
サイドを駆けあがった山本のクロスをジェバリが落とし、アラーノが左隅へ叩き込み先制! - 前半はガンバの一方的な展開。
湘南は前線で起点が作れないため、自陣で守備に奔走する羽目に。 - 後半開始から湘南が修正。前線に平岡と鈴木を投入。
この2人のコンビネーションが良く、徐々に湘南の攻撃が形になり始める。 - 流れを取り戻したいガンバは、61分自陣でボールを奪いカウンター。
相手陣内へ蹴りだしたボールをキープすると、中央に走り込んだ山本に浮き球のパス。
ここで山本が超絶技巧を魅せる。
背後からのボールを、横にいるジェバリへノールックパス。
これがDFのハンドを誘発し、PK獲得。宇佐美が難なく決めて追加点! - 追いつきたい湘南は、交代カードを次々と切って、必死の反撃に出る。
押し込まれる展開となったガンバだが、効果的にカウンターを繰り出し
黒川、ジェバリが決定機を迎えるも、仕留めきれず。 - ロスタイムにCKの流れから、大橋に押し込まれるも、湘南の反撃もここまで。
最後はヒヤリとしたが、無事逃げ切り、これでホーム5連勝となった。
採点
GK | 東口 | 5.5 | GKは出番のない展開。失点は大橋を褒めるべき。 |
DF | 高尾 | 5.5 | バランスを取って守備に重心。決定機作らせず。 |
DF | 福岡 | 5.5 | 精度の高いロングフィードを連発。途中交代は残念。 |
DF | ギョンウォン | 5.5 | 今日は試合終了まで戦ったが、最後は大橋をフリーに。 |
DF | 黒川 | 6.0 | 再三オーバーラップから鋭い攻撃。3点目のチャンスも。 |
MF | ダワン | 5.5 | 守備で存在感。バイタルを監視した。 |
MF | ラヴィ | 5.5 | セカンドを回収し続け、攻撃権を握り続けた。 |
MF | 山本 MOM | 7.0 | 2得点を演出。決定機の全てはここから。 |
FW | アラーノ | 6.5 | チームトップの7点目。ついに決定力も覚醒。 |
FW | ジェバリ | 6.5 | 今日も安定の収まり。最後の決定機は沈めたかった。 |
FW | 宇佐美 | 6.0 | 値千金のPK弾は900点のメモリアル。鋭いミドルも魅せた。 |
DF | →佐藤 | - | 時間短く評価無し。 |
MF | →石毛 | - | 時間短く評価無し。 |
FW | →食野 | - | 時間短く評価無し。 |
MF | →福田 | - | 時間短く評価無し。 |
C | ポヤトス | 6.0 | キッカー宇佐美は最善手。パナスタを劇場に変えた。 |
注目プレー
前半37分、アラーノの先制弾。
ポイントは4つ。
①宇佐美の落とし
黒川の縦パスを、背後から強烈なプレッシャーを受けながら
ピッチ中央のスペースへ、ダイレクトで浮き球を送る。
②山本のスプリント
宇佐美がスペースへ送ったボールが、マイボールになると判断した瞬間に
アタッキングサードめがけて、猛然とスプリントをかけた。
このランニングで、湘南のCBは、ドリブルで持ち上がるアラーノにアタックできず
一気にアタッキングサードまで、ボールを運ばれることとなった。
③ジェバリのランニングと落とし
山本がポケットを攻略すると、ジェバリとダワンがPA奥深くまで侵入。
湘南のDFラインは、ゴールエリア付近まで押し下げられ、PAにぽっかりとスペースが。
クロスを受けたジェバリは、無理にシュートを打たず
このスペースで待つアラーノへ、パスを選択。
④アラーノのポジショニングとシュート精度
PAにできたスペースを察知し、スペースの手前で減速。
山本のクロスを呼び込んだが、結果的にジェバリの落としが目の前に。
あとは落ち着いてGKの逆を突き、正確に左隅へ叩き込んだ。
自陣からのビルドアップを丁寧につなぎ、完全に崩し切った。
敵陣に侵入してからの、スペースの使い方が秀逸だった。
次節へ向けて
3万人を超えるサポーターが詰めかけた、ガンバEXPO。
満員のスタジアムの圧もあり、湘南を圧倒。
アウェーで4失点惨敗の借りを、きっちり返す快勝となった。
山本がIHに固定されてからの、中盤の安定感は目を見張るものがある。
パスでの組み立てだけでなく、チャンスでの前線への飛び出しも効果的で
もはやガンバの心臓といっても、差し支えないレベル。
これに加えて、ポヤトスの采配も冴えわたっている。
唯一固定していないLWGを、食野、宇佐美、石毛、福田と
日替わりで使い分け、出た選手が必ず活躍するポヤトスマジック。
さらに、PKキッカーで揉めるジェバリとアラーノに、鶴の一声で宇佐美を指名。
これに宇佐美が応え、一気にパナスタの空気が爆発した。
チームの雰囲気は、最高潮に高まってきている。
勝点32とし、9位のフロンターレと勝点で並ぶところまで迫ってきた。
次節、鳥栖を撃破し、今度こそトップハーフへ。勝点3!
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