【止まらない青黒】2023J1リーグ 第22節 川崎フロンターレ(A) レビュー

レビュー

序盤苦しんだが、調子を上げてきたチーム同士の、中断明けの一戦。
壮絶な撃ち合いを制したのは、ガンバ。
ロスタイムの劇的な逆転勝利で、再開後も青黒の勢いは止まらない!

試合結果

スコア

 G大阪 vs 川崎 
43
3前半1
1後半2
13min 石毛
30min ジェバリ
41min アラーノ
96min ダワン
得点者27min 脇坂
71min 瀬川
75min 瀬川

スタメン

(選手交代) 79minジェバリ→武蔵、ラヴィ→宇佐美、アラーノ→食野、88min石毛→柳澤

  • 出場停止の黒川に代わり、LSBにはリーグ初出場の藤春を起用。
  • WGは、食野でも福田でもなく、石毛。
    ボール保持に長けた川崎に対し、前からプレスをかける狙いか。

試合内容

  • ダミアン、マルシーニョの前線は、やはり脅威。序盤は防戦一方。
  • 石毛の先制から、一気に流れはガンバへ。前半だけで3得点
  • 後半は川崎に完全に支配され、わずか5分で一気に追いつかれる。
  • 一方的に押し込まれるが、ロスタイム、CKでダワンが値千金の決勝ヘッド!
  • 川崎は、前線にLダミアン、マルシーニョが戦列復帰。聞いてない。。
    この2人はやはり強烈。再三DFラインの裏を狙われ、何度も決定機を作られる。
  • 完全に防戦一方だったガンバだが、最初のチャンスをものにする。
    12分、右サイドで組み立てると、アラーノがPAへグラウンダーのクロス。
    ジェバリには合わなかったが、逆サイドの石毛が、ニアを
    射抜いて先制!
  • これで落ち着きを取り戻したガンバは、ジェバリが前線で起点となり
    ボールが持てるように。立て続けにCKのチャンスを得る。
    しかしゲームを動かしたのは川崎。
    27分、中盤でのパス交換から、ガンバの寄せが甘くなったところで
    登里がPAに浮き球のパス。これを脇坂に決められ同点。
  • だが、ガンバもすぐに取り返す。
    高尾がPAに縦パスを差し込むと、石毛がシミッチに倒されPK獲得。
    これをジェバリが左隅に落ち着いて決めて逆転!
  • 勢いに乗るガンバは41分、前線から連動したプレスで、川崎のミスを誘発。
    バックパスを搔っ攫ったアラーノが、GKを冷静にかわして3点目!
    前半だけで、川崎から大量3点を奪う、予想外の展開。
  • しかし川崎が、このまま引き下がるはずは無かった。
    復帰戦で運動量の落ちたマルシーニョ、ダミアンを下げ、瀬川、山田を投入。
    これで前線に動きが戻り、また執拗にポケットを狙われ続ける。
    押し返せないガンバは、71分、75分と、立て続けに瀬川にゴールを割られ
    あっという間に同点に追いつかれてしまう。
  • 押せ押せムードとなった川崎に、防戦一方となるガンバ。
    引き分ければ御の字、最悪逆転負けも覚悟したロスタイムにドラマが。
    東口のGKのこぼれ球を拾った藤春が、ドリブルで持ち上がる。
    これを宇佐美が繋いで、逆サイドの食野がシュートを打ち、CKを獲得。
    このチャンスに、ダワンが、川崎の新鋭CB高井とのポジション争いを制し
    ゴール右隅へ、値千金の決勝ヘッドを叩き込み、逆転勝利!

    藤春、宇佐美、食野といった控え選手の頑張りもあり、勝利を手繰り寄せた。

採点

GK東口6.5山根のシュートは、決まっていればVARの可能性も。チームを救った。
DF高尾6.0守備では何度も裏を取られたが、攻撃で大きな仕事。
DF三浦5.5脇坂に翻弄されたが、最後は足を攣りながら、何とか守り切った。
DF福岡5.5ダミアンを抑えきるも、マルシーニョとの競り合いは、退場一歩手前。
DF藤春 6.0良いカバーリングあり。決勝弾は藤春のドリブル突破から。
MFダワン MOM7.0チームを救う、技ありのスーパーヘッド。若きCBにプロの洗礼。
MFラヴィ5.5DFラインとの連携がいまいち。バイタルを川崎に使われた。
MF山本6.5前線の守備で魅せた。巧みなカバーシャドウで、ビルドアップを制限。
FWアラーノ7.0献身的な守備で、3点目をゲット。シュートも、落ち着きが見事。
FWジェバリ7.0前で収めるだけでなく、連動した守備でも貢献。PKも冷静に沈めた。
FW石毛7.0序盤の劣勢を覆す、値千金の先制弾。2点目のPKも球際の頑張りから。
FW→武蔵時間短く評価無し。
MF→宇佐美時間短く評価無し。
FW→食野時間短く評価無し。
DF→柳澤時間短く評価無し。
Cポヤトス6.5藤春、石毛と、今節も選手起用が冴えわたる。

注目プレー

前半13分、石毛の先制ゴール。

ポイントは3つ。

①高尾のオーバーラップ
攻撃の始まりは、高尾から前線への斜めの縦パス。
これをアラーノがスルーして、ジェバリがマイボールにした瞬間に
高尾はアラーノの背後をオーバーラップして、攻撃参加。
この動きで、川崎のDF陣は右サイドに釘付けとなり
逆サイドへのスライドが遅れた。

②山本の前線へのスプリント
山本もジェバリが収めた瞬間に、センターサークル付近から
一気に前線へスプリントを開始。
アラーノがパスを出す瞬間には、ジェバリを追い越し、最前線に。
これでDFラインを引き下げ、バイタルにスペースを作り出した。

③石毛のシュート技術
アラーノのグラウンダーのクロスは、惜しくもジェバリには合わなかったが
逆サイドからPAに侵入していた石毛の足元へ。
ワントラップして、ニアサイドの僅かな隙間を、見事に撃ち抜いた。

右サイドで作って、逆サイドで仕留める、ポヤトスガンバ得意の形。

次節へ向けて

近年力の差を見せつけられ、大敗を繰り返していた「鬼門」等々力で
4年ぶりとなる、劇的な逆転勝利!
しかもシーズンダブル!!
通算成績も、16勝15敗7分と、再びガンバ優位となった。

ただボール支配率は、川崎が60%。
シュート数もガンバ9本に対し、倍近い17本を浴びせられ
ゲームは完全に支配された。
ガンバ自慢の中盤も、まだまだ川崎の完成度には至っていない。

それでも劣勢のゲームを、追いつかれながら勝ち切った、この勝負強さは評価できる。
ここ8試合で7勝1分と、直近の勢いではリーグ最強。
トップハーフまでは遂に勝点差2、ピンクとも勝点差6まで縮まった。

いよいよ次節は、2位の横浜FMと激突する。
この勢いのまま、直近3試合勝ち無しと、調子を落としているマリノス撃破となるか?

今の青黒は誰にも止められない。このまま上だけを見て、突き進め!

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