苦手3バック相手に、内容では完敗も
局面の質的優位を生かし、理不尽に勝ち切った。
今季初の3連勝で、遂にACL圏内へ!
試合結果
スコア
G大阪 | vs | 湘南 |
2 | - | 1 |
1 | 前半 | 0 |
1 | 後半 | 1 |
29min 宇佐美 65min 宇佐美 | 得点者 | 78min ルキアン |
スタッツ
G大阪 | 湘南 | |
4 (3) | シュート数 (枠内) | 17 (9) |
1.01 | ゴール期待値 | 1.44 |
138 | パス成功数 | 468 |
37% | ボール支配率 | 63% |
106.4 | 走行距離(㎞) | 107.7 |
106 | スプリント回数 | 124 |
- スタッツ上は完敗。
支配率もシュート数も、湘南が圧倒。 - 後半に至っては、シュートは宇佐美のPKだけ。
早急な3バック対策が必要。
スタメン
(選手交代)56min坂本→倉田、79minウェルトン→山田、宇佐美→ジェバリ、83minダワン→ラヴィ、山下→松田
- スタメンは、予想通り、前節から変更無し。
- 今回はさすがに、控えCBを入れてきた。
試合内容
- 苦手の3バック。今回もプレスが全く嵌まらず。。
前後半を通じて、ほぼ湘南がゲームを支配。 - それでも、少ないチャンスを、ガンバが確実にものにした。
前半、相手のパスミスから、最後は宇佐美。
後半は、山下の裏抜けから、PKを誘発。
終盤1点を返されるも、自慢の堅守で守り切り、今季初の3連勝!
- 序盤から湘南はエンジン全開。
ハイプレスでボールを奪うと、両SBの裏を徹底して突いてくる。 - 一方のガンバは、3バックに対して、2トップが数的不利となり
前線からのプレスが嵌らず、簡単に持ち運ばれると
WBにSBが釣り出され、CBとのギャップを使われ放題。
ボランチがギャップを埋めに落ちると、今度はバイタルを使われ放題と
ポゼッションでも圧倒され、完全にゲームを支配される苦しい展開。 - しかし調子に乗った湘南に、一瞬の隙。
29分、自陣のビルドアップで、致命的なパスミス。
これを鈴木が奪い、山下の落としを、宇佐美が冷静に流し込み、先制! - だが後半に入っても、展開は変わらず。
焦ったポヤトスは、4-1-2-3にシステム変更。
前線の枚数を増やして、主導権を取り返しに行くが、これが逆効果。
ビルドアップが苦しくなり、逆にハイプレスの餌食に。 - しかし、またまた調子に乗った湘南に、一瞬の隙。
前掛りになりすぎ、ハイラインの裏を山下に抜け出され、痛恨のPK献上。
これを宇佐美が難なく沈めて、突き放す。 - それでも試合の主導権は、湘南が最後まで握り続け
CKからルキアンのヘッドで1点返すが、反撃もここまで。
ガンバが自慢の堅守で、逃げ切りに成功した。
採点
GK | 一森 | 5.5 | セットプレー含め、出番多かったが、最少失点に抑えた。 |
DF | 半田 | 5.0 | 奪った後のボール処理が、やや雑に。 |
DF | 中谷 | 5.5 | ルキアンにはやられたが、それ以外は危ない場面無し。 |
DF | 福岡 | 5.5 | 福田弟に貫録勝ち。全く仕事させず。 |
DF | 黒川 | 5.0 | 背後を狙われ守備に奔走。持ち味出せず。 |
FW | 山下 MOM | 6.0 | 実質2A。一瞬のスピードで、殊勲のPKゲット。 |
MF | ダワン | 5.0 | IHに回って更に混乱。ポジション取りに悩む。 |
MF | 鈴木 | 5.5 | 苦しんだが、先制の起点となるボール奪取。 |
FW | ウェルトン | 5.0 | 決定機阻止のスライディングも、守備で消耗。 |
FW | 坂本 | 5.0 | プレス嵌まらず。シュートも撃てず。 |
FW | 宇佐美 | 6.0 | ほとんどボールに触れずとも、ここぞの2発。 |
MF | →倉田 | 5.0 | ポヤトスの信頼厚く、マルチに奮闘も、流れ呼べず。 |
MF | →山田 | - | 時間短く評価無し。 |
FW | →ジェバリ | - | 時間短く評価無し。 |
DF | →松田 | - | 時間短く評価無し。 |
MF | →ラヴィ | - | 時間短く評価無し。 |
C | ポヤトス | 5.0 | 4-1-2-3に変えて更に混乱。3バック対策は急務。 |
注目プレー
43分、流れるような連携から、宇佐美のシュート。
ポイントは、2つ。
①坂本の裏抜け
②宇佐美と坂本のコンビネーション
①自陣からのビルドアップ。
中谷がボールを持った瞬間に、坂本がハイラインの裏へ。
正確なフィードが通り、一気にDFラインを押し下げることに成功。
②中央にいた宇佐美も、右サイドへポジションを移し
ガンバ得意の、同サイド圧縮からの、狭い局面でのパス交換。
最後は、坂本と宇佐美が、ワンタッチのパス交換でDFを剥がし
宇佐美が、逆サイドへ鋭い一撃。
惜しくも枠を捉えられなかったが、坂本-宇佐美の質の高い連携で
湘南DFを切り裂いた。
次節へ向けて
まずは、苦しい試合を勝ち切ったことは、素直に評価したい。
今季初の3連勝で、単独3位に浮上!
遂にACL圏内に食い込んできた。
失点12はリーグ最少。
堅守をベースに、したたかな勝負強さを身に付け
忘れかけていた、勝者のメンタリティを取り戻しつつある。
しかし試合内容は、課題が山積み。
特に3バック相手の戦い方は、早急に整理が必要。
月末には、神戸、鹿島、町田と、天王山が控える。
代表ウィークのインターバルを有効に活用し
コンディションの回復と、連携の強化を!
トレーニングで、青黒のユニフォームが似合う身体を手に入れよう!
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