【中押しダメ押し】2024J1リーグ 第15節 川崎フロンターレ(H) レビュー

レビュー

今シーズン初の3得点で、ホーム連勝!
中谷のガンバ初ゴールで、同点に追いつくと
福岡が待望のJ1初ゴールで、決勝点をもぎ取った。
CBコンビの活躍は、まだまだ止まらない。

試合結果

スコア

G大阪vs川崎
31
1前半1
2後半0
28min 中谷
70min 福岡
81min 倉田
得点者

スタッツ

G大阪川崎
7
(5)
シュート数
(枠内)
17
(11)
0.81ゴール期待値1.51
333パス成功数522
43%ボール支配率57%
109.4走行距離(㎞)107.7
114スプリント回数111
出典:J STATs
  • チャンスクリエイト数には、まだまだ課題はあるが
    期待値を遥かに上回り、したたかに3得点で快勝。
  • 前半川崎の猛攻を、粘り強く1点で凌ぎ切ったのが勝因。

スタメン

(選手交代)77minラヴィ→ダワン、ウェルトン→倉田、85min山下→中野、宇佐美→ジェバリ、92min坂本→唐山

  • ウェルトンが、2試合ぶりにスタメン復帰。
    山下と、超攻撃的なWGコンビでのスタート。
  • ボランチは、ダワン先発かと思いきや、ラヴィ、鈴木コンビを継続。

試合内容

  • 前半は、川崎が圧倒。
    全盛期を思わせる相手陣でのパスワークから、先制を許す。
    しかし、直後にFKで追いつくと、何とか同点のまま前半を耐える。
  • 後半は、川崎がガス欠となり、一転ガンバペース。
    CKで逆転すると、ショートカウンターから、倉田がダメ押し。
    今季初の3得点で、川崎相手に、ホームで相性の良さを見せつけた。
  • 序盤はガンバペース。前からのプレスがハマり、ボールを握りかけるが
    アタッキングサードで、パスミスを連発。
    すると、ここから川崎の一方的な展開に。
    ゴミスを起点に、ガンバ陣内で、自在にパスが回り始める。
    22分には、ゴミス、マルシーニョと、立て続けに決定機を作られるが
    一森のビッグセーブで、何とか凌ぐ。
    しかし26分、PAの混戦から、家長の浮き球を、瀬川に合わせられ、失点。
  • だが僅か2分後、宇佐美のFKに、中谷がうまく合わせて、すぐさま追いつく!
    そして、30分、散々右サイドをかき回した瀬川が、味方と衝突し、負傷退場。
    この交代が大きかった。質が低下した川崎の右サイドは、一気にパワーダウン。
  • 後半に入ると、連戦の疲労からか、川崎の攻守の切替えが、目に見えて悪化。
    逆にガンバは、ハーフタイムに喝を入れられ、動きが一変。
    後半立ち上がりから、両WGがスピードを生かし、波状攻撃を仕掛ける。
  • そして70分、遂に均衡が破れる。
    CKから、ニアに飛び込んだ福岡が、逆サイドに流し込み、逆転!
    81分には、前掛りになった川崎のパスをダワンが奪い、ショートカウンター発動。
    最後は山下のパスを、倉田が右足でねじ込んで、川崎の息の根を止めた!
    今季初の3得点で、快勝!対川崎は、これで3連勝となった♪

採点

GK一森6.0前半のビッグセーブ連発で、勝利を呼び込む。
DF半田5.5マルシーニョ相手にも、対人の強さを発揮。
DF中谷6.5微妙なガンバ初ゴールは、貴重な同点弾。
DF福岡 MOM7.0J1初ゴールは、貴重な決勝点。ボスの檄に応えた。
DF黒川5.5後半は、自在に縦を切り裂いた。
FW山下6.0冷静な判断で、ダメ押し点をアシスト。
MFラヴィ5.5前節一叩きして復調。攻守に効いていた。
MF鈴木5.0さすがに疲労蓄積。パスミス多く、精彩欠く。
FWウェルトン5.5まだまだ本調子ではないが、いるだけで違い。
FW坂本5.5前半は消えたが、一瞬の裏抜けでダメ押しの起点に。
FW宇佐美6.0セットプレーで2A。家長に青黒の象徴を見せつけた。
MF→ダワン6.5絶好調。鋭い読みから、試合を決める縦パス。
MF→倉田6.5川崎の息の根を止めたのは、倉田の右足だぁぁ!
DF→中野時間短く評価無し。
FW→ジェバリ時間短く評価無し。
FW→唐山時間短く評価無し。
Cポヤトス6.0ハーフタイムに喝。劣勢を見事ひっくり返した。

注目プレー

48分、後半開始早々の、ガンバの波状攻撃。

右から左への大きな展開で、川崎DF陣を揺さぶり
最後は、中央で仕留めにかかったシーン。

ガンバのビルドアップ。
中谷から、右ワイドに開いた山下へ。

山下は、宇佐美とのレイオフでDFを外すと、逆サイドへ大きな展開。
川崎のSBが、ウェルトンのマークを外しており
易々とポケット攻略に成功。
坂本は、速いマイナスのクロスを、うまく胸で落としたが
大南の寄せが早く、惜しくもシュートは打てず。

だが、ガンバがセカンドを回収し、ここから波状攻撃。
宇佐美が、ラインの裏のスペースへ流して、黒川が再びポケットを攻略。
折り返しは、残念ながらクロスバーに弾かれたが
前半の防戦一方の展開から、一気に流れを取り戻す、分厚い攻撃を見せた。

次節へ向けて

これで対川崎戦、3連勝。
近年、あれほど絶望的な力の差を見せつけられた相手に、痛快すぎるリベンジ。

これで順位も4位まで浮上。
まだまだシーズン折り返してもいないが
弦太がリクエストしたACLも、非現実的な夢ではなくなってきた。

鉄壁な城砦を築くCB陣、
単独で勝負できる快速WG陣、
青黒のDNAが覚醒した、エースと新進気鋭のFW陣。
他の上位陣と見比べても、決して遜色ない。
もはや忘れかけたタイトル争い、自信をもって挑んでいこう!

次節は、鬼門中の鬼門、味スタでのFC東京戦。
今のガンバなら、この負のジンクスも撃ち破る!

トレーニングで、青黒のユニフォームが似合う身体を手に入れよう!
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