【まだ終わっていない】2023ルヴァンカップ 準々決勝 第1戦 浦和レッズ(H) レビュー

レビュー

10個目のタイトルをかけた、ルヴァン プライムステージ 第1戦。
試合は終始ガンバが支配したが、後半立ち上がりの一発に沈む。
最後まで浦和の堅守を崩せず、悔しい敗戦。
だが、まだ何も終わっていない。
週末埼スタでの逆転劇を信じて、後押しするのみ!

試合結果

スコア

 G大阪 vs 浦和 
01
1前半0
0後半1
得点者46min シャルク

スタメン

(選手交代) 65min石毛→宇佐美、78min食野→山見、91minダワン→倉田、黒川→藤春

  • ガンバはベストメンバーで挑む。
    予想通り、山本がアンカーに入り、IHは石毛をチョイス。
  • 対する浦和は大幅にターンオーバーしてきた。
    CFWは高橋?誰??

試合内容

  • 前後半とも、立ち上り10分は浦和、その後はガンバの時間帯。
  • 両SBが高い位置を取り、アタッキングサードまではスムーズにビルドアップできるが
    最後の局面で、浦和の寄せが早く、決定機が作れない。
  • 後半開始直後、シャルクのゴラッソ。これはどうしようもない。
  • 終盤、浦和をゴール前に釘付けにして、怒涛の攻撃を仕掛けるも
    最後まで浦和の砦を崩せず。ホームで悔しい敗戦。
  • 立ち上がりは浦和のビルドアップに対し、取りどころが見つからず
    シャルク、荻原に立て続けに決定機を作られる。
  • だが15分頃から、徐々にガンバのポゼッションが上回り始める。
    両WGが中に絞って、相手SBを引っ張り、空いたスペースへSBが侵入しチャンスメイク。
  • 30分には食野の縦パスを、高尾がポケットで受けてクロス。
    ダワンのヘッドは枠を捉えていた
    が、DFに掻き出されてしまう。
  • しかしガンバが攻勢のまま迎えた、後半開始直後。
    ロングボールを繋がれ、中央のスペースに転がったボールを、シャルクがスーパーミドル
    これは決めた相手を褒めるしかないゴラッソ。
  • 追いつきたいガンバは、石毛に代えて宇佐美を投入。
    今日の宇佐美は機能していた。
    山本がアンカーに落ちていたため、前線の起点が足りていなかったが
    宇佐美が入ることで、前でボールが収まるようになり、ここからガンバの一方的な展開。
  • 73分、宇佐美の縦パスから、ジェバリの落としに反応したダワンが抜け出すも
    シュートは惜しくも枠外。
  • 山見を投入し、さらに攻撃のギアを上げ、浦和を自陣へ釘付けにするが
    浦和の守備も寄せが早く、ガンバのシュートを悉く体に当てて跳ね返す。
    結局13本のシュートを浴びせるも、最後までゴールを割れず、0-1で敗戦。

採点

GK東口5.0シャルクのシュートはノーチャンス。
DF高尾5.0裏は取れていたが、クロスの質がもう一歩。
DF佐藤5.5CKで惜しいヘッドも、枠をとらえず。
DF福岡5.0ボールを奪いきれず、失点の起点に。
DF黒川5.5明本と見ごたえのあるバトルを展開。
MF石毛5.0ライン間に顔を出し、惜しいミドルもあった。
MF山本悠樹5.0厳しいマークで、決定的なパスは出せず。
MFダワン5.5鋭い抜け出しから決定機も、決めきれず。
FW食野5.5裏への意識高く、仕掛け続けた。
FWジェバリ5.0タイトな守備に苦しんだが、終盤は好ポストプレー連発。
FWアラーノ5.5裏への縦パスでチャンスメイクも、シュートは全て肉壁に。
FW→宇佐美5.5落ちすぎず、スプリントでゴール前に入る場面も。怖さが戻ってきた。
FW→山見5.5ゴール前の動き出しは可能性を感じる。交代の切り札。
DF→藤春時間短く評価無し。
MF→倉田時間短く評価無し。
Cポヤトス5.5裏を狙う攻撃はデザインされていたが、浦和の守備に上回られた。

注目プレー

後半73分、ダワンの抜け出しからの決定機。

ポイントは2つ。

①宇佐美の正確な縦パス
ジェバリはがっちりマークを受けていたが、宇佐美自身には
それほどプレスがかかっていなかったため、ジェバリの足元へピンポイントパス。
これが正確にジェバリの足元へ収まったため、次の局面へ。

②ジェバリのアイデア
ジェバリの足元へパスが入った瞬間、岩波はダワンのマークを外して
ジェバリをダブルチームで抑えにかかる。
この動きを瞬時に察知して、ワンタッチでダワンの前のスペースへフリック。
見事にダワンが、GKと1対1の局面を作ることに成功。

このままダワンはシュート体制に入るも、酒井の戻りが早かったため
ワンフェイク入れて、右隅へコントロールショットを打つが、惜しくも枠外へ。
ここでも、浦和DFの寄せの速さに上回られてしまった。

次節へ向けて

必勝を期したホームで、悔しい惜敗。
第2戦は、浦和がほぼベストメンバーとなり、しかも圧倒的アウェーの埼スタとなると
正直かなり厳しい状況になったと言わざるを得ない。

ただ全く悲観することは無い。

まずアウェーゴール規定が無くなったため、純粋に2点差以上で勝てばOK。

そしてシュート13本という結果からも、攻撃の形は間違いなく機能している。
意図的にSBが裏を狙って、ポケットを攻略するシーンが何度も見られた。
ラストパスの精度と、浦和の寄せの速さでゴールは割れなかったが、可能性は十分。

そして宇佐美に復調の気配。
これまでは、ふらふらと中盤を漂うだけで、前線に出ていけなかったが
ゴール前のスペースにスプリントして、シュートを狙う場面も。
地面をたたいて悔しがる姿に、次節への希望の光が見えた。

エースのゴールで、準決勝への道を切り開け!埼スタで逆転や!

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