序盤苦しんだが、調子を上げてきたチーム同士の、中断明けの一戦。
壮絶な撃ち合いを制したのは、ガンバ。
ロスタイムの劇的な逆転勝利で、再開後も青黒の勢いは止まらない!
試合結果
スコア
G大阪 | vs | 川崎 |
4 | - | 3 |
3 | 前半 | 1 |
1 | 後半 | 2 |
13min 石毛 30min ジェバリ 41min アラーノ 96min ダワン | 得点者 | 27min 脇坂 71min 瀬川 75min 瀬川 |
スタメン
(選手交代) 79minジェバリ→武蔵、ラヴィ→宇佐美、アラーノ→食野、88min石毛→柳澤
- 出場停止の黒川に代わり、LSBにはリーグ初出場の藤春を起用。
- WGは、食野でも福田でもなく、石毛。
ボール保持に長けた川崎に対し、前からプレスをかける狙いか。
試合内容
- ダミアン、マルシーニョの前線は、やはり脅威。序盤は防戦一方。
- 石毛の先制から、一気に流れはガンバへ。前半だけで3得点
- 後半は川崎に完全に支配され、わずか5分で一気に追いつかれる。
- 一方的に押し込まれるが、ロスタイム、CKでダワンが値千金の決勝ヘッド!
- 川崎は、前線にLダミアン、マルシーニョが戦列復帰。聞いてない。。
この2人はやはり強烈。再三DFラインの裏を狙われ、何度も決定機を作られる。 - 完全に防戦一方だったガンバだが、最初のチャンスをものにする。
12分、右サイドで組み立てると、アラーノがPAへグラウンダーのクロス。
ジェバリには合わなかったが、逆サイドの石毛が、ニアを射抜いて先制! - これで落ち着きを取り戻したガンバは、ジェバリが前線で起点となり
ボールが持てるように。立て続けにCKのチャンスを得る。
しかしゲームを動かしたのは川崎。
27分、中盤でのパス交換から、ガンバの寄せが甘くなったところで
登里がPAに浮き球のパス。これを脇坂に決められ同点。 - だが、ガンバもすぐに取り返す。
高尾がPAに縦パスを差し込むと、石毛がシミッチに倒されPK獲得。
これをジェバリが左隅に落ち着いて決めて逆転! - 勢いに乗るガンバは41分、前線から連動したプレスで、川崎のミスを誘発。
バックパスを搔っ攫ったアラーノが、GKを冷静にかわして3点目!
前半だけで、川崎から大量3点を奪う、予想外の展開。 - しかし川崎が、このまま引き下がるはずは無かった。
復帰戦で運動量の落ちたマルシーニョ、ダミアンを下げ、瀬川、山田を投入。
これで前線に動きが戻り、また執拗にポケットを狙われ続ける。
押し返せないガンバは、71分、75分と、立て続けに瀬川にゴールを割られ
あっという間に同点に追いつかれてしまう。 - 押せ押せムードとなった川崎に、防戦一方となるガンバ。
引き分ければ御の字、最悪逆転負けも覚悟したロスタイムにドラマが。
東口のGKのこぼれ球を拾った藤春が、ドリブルで持ち上がる。
これを宇佐美が繋いで、逆サイドの食野がシュートを打ち、CKを獲得。
このチャンスに、ダワンが、川崎の新鋭CB高井とのポジション争いを制し
ゴール右隅へ、値千金の決勝ヘッドを叩き込み、逆転勝利!
藤春、宇佐美、食野といった控え選手の頑張りもあり、勝利を手繰り寄せた。
採点
GK | 東口 | 6.5 | 山根のシュートは、決まっていればVARの可能性も。チームを救った。 |
DF | 高尾 | 6.0 | 守備では何度も裏を取られたが、攻撃で大きな仕事。 |
DF | 三浦 | 5.5 | 脇坂に翻弄されたが、最後は足を攣りながら、何とか守り切った。 |
DF | 福岡 | 5.5 | ダミアンを抑えきるも、マルシーニョとの競り合いは、退場一歩手前。 |
DF | 藤春 | 6.0 | 良いカバーリングあり。決勝弾は藤春のドリブル突破から。 |
MF | ダワン MOM | 7.0 | チームを救う、技ありのスーパーヘッド。若きCBにプロの洗礼。 |
MF | ラヴィ | 5.5 | DFラインとの連携がいまいち。バイタルを川崎に使われた。 |
MF | 山本 | 6.5 | 前線の守備で魅せた。巧みなカバーシャドウで、ビルドアップを制限。 |
FW | アラーノ | 7.0 | 献身的な守備で、3点目をゲット。シュートも、落ち着きが見事。 |
FW | ジェバリ | 7.0 | 前で収めるだけでなく、連動した守備でも貢献。PKも冷静に沈めた。 |
FW | 石毛 | 7.0 | 序盤の劣勢を覆す、値千金の先制弾。2点目のPKも球際の頑張りから。 |
FW | →武蔵 | - | 時間短く評価無し。 |
MF | →宇佐美 | - | 時間短く評価無し。 |
FW | →食野 | - | 時間短く評価無し。 |
DF | →柳澤 | ー | 時間短く評価無し。 |
C | ポヤトス | 6.5 | 藤春、石毛と、今節も選手起用が冴えわたる。 |
注目プレー
前半13分、石毛の先制ゴール。
ポイントは3つ。
①高尾のオーバーラップ
攻撃の始まりは、高尾から前線への斜めの縦パス。
これをアラーノがスルーして、ジェバリがマイボールにした瞬間に
高尾はアラーノの背後をオーバーラップして、攻撃参加。
この動きで、川崎のDF陣は右サイドに釘付けとなり
逆サイドへのスライドが遅れた。
②山本の前線へのスプリント
山本もジェバリが収めた瞬間に、センターサークル付近から
一気に前線へスプリントを開始。
アラーノがパスを出す瞬間には、ジェバリを追い越し、最前線に。
これでDFラインを引き下げ、バイタルにスペースを作り出した。
③石毛のシュート技術
アラーノのグラウンダーのクロスは、惜しくもジェバリには合わなかったが
逆サイドからPAに侵入していた石毛の足元へ。
ワントラップして、ニアサイドの僅かな隙間を、見事に撃ち抜いた。
右サイドで作って、逆サイドで仕留める、ポヤトスガンバ得意の形。
次節へ向けて
近年力の差を見せつけられ、大敗を繰り返していた「鬼門」等々力で
4年ぶりとなる、劇的な逆転勝利!
しかもシーズンダブル!!
通算成績も、16勝15敗7分と、再びガンバ優位となった。
ただボール支配率は、川崎が60%。
シュート数もガンバ9本に対し、倍近い17本を浴びせられ
ゲームは完全に支配された。
ガンバ自慢の中盤も、まだまだ川崎の完成度には至っていない。
それでも劣勢のゲームを、追いつかれながら勝ち切った、この勝負強さは評価できる。
ここ8試合で7勝1分と、直近の勢いではリーグ最強。
トップハーフまでは遂に勝点差2、ピンクとも勝点差6まで縮まった。
いよいよ次節は、2位の横浜FMと激突する。
この勢いのまま、直近3試合勝ち無しと、調子を落としているマリノス撃破となるか?
今の青黒は誰にも止められない。このまま上だけを見て、突き進め!
トレーニングで、青黒のユニフォームが似合う身体を手に入れよう!
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