これぞワールドクラス!
ラヴィが圧巻のボールキープから、先制点を演出。
掟破りの移籍で炎上した、新井の意地の一発で追いつかれるも
難敵広島相手に、アウェーで価値ある勝点1をもぎ取った。
試合結果
スコア
G大阪 | vs | 広島 |
1 | - | 1 |
0 | 前半 | 0 |
1 | 後半 | 1 |
76min ウェルトン | 得点者 | 78min 新井 |
スタッツ
G大阪 | 広島 | |
9 (5) | シュート数 (枠内) | 21 (10) |
1.35 | ゴール期待値 | 1.57 |
202 | パス成功数 | 361 |
44% | ボール支配率 | 56% |
113.4 | 走行距離(㎞) | 111.8 |
131 | スプリント回数 | 128 |
- シュート数は広島に圧倒されたが、ゴール期待値にそこまで差はない。
決定機の数では、ほぼ互角。
守備では最後の局面で良く踏ん張り、攻撃は鋭いカウンターが機能した。
スタメン
(選手交代)56min鈴木→ラヴィ、アラーノ→倉田、66min宇佐美→坂本、84min黒川→福岡、ダワン→食野
- アラーノ、三浦がケガから復帰。
食野もベンチに戻ってきた。 - ダワンの相方は鈴木。代表帰りのラヴィはベンチスタート。
試合内容
- 前半は、広島のサイド攻撃対策がズバリ的中。
ウェルトンの突破を軸に、ガンバが押し気味にゲームを進める。 - 後半に入ると、ギアを上げてきた広島の強度に徐々に劣勢となるが
76分、ラヴィが3人に囲まれながら、ロングカウンターを発動。
これをしっかりウェルトンが決めきって、先制。 - ところが直後に、新井にミドルを豪快に叩き込まれ同点。
その後は、互いに決定機を決めきれず。無敗対決は、痛み分けとなった。
- 今日のガンバは、半田の偽SBを封印。
4バックで幅を取り、SB裏のスペースを徹底的にケア。
昨年広島にやりたい放題やられたサイド攻撃を、しっかり対策してきた。
これで広島は、PA外からのミドルシュートなど、単発の攻撃に終始。 - 逆にガンバは、ウェルトンがロングボールを収めまくる、嬉しい誤算。
ビルドアップとロングボールを効果的に使い分け、広島ゴールに迫る。 - だが単発でも、広島の攻撃は強烈。
前半終了間際に、加藤に立て続けに決定機を作られるも、何とか凌ぐが
逆にガンバも、山田がチャンスを仕留め切れず、前半は0-0。 - 後半に入ると、ギアを上げてきた広島の守備に、攻撃の起点が作れなくなり
逆に3列目から飛び出してくる松本を捕まえきれず、完全に流れは広島。 - ところが、世界を知る男が違いを見せる。
76分、交代で入ったラヴィが、3人に囲まれながらも、嘲笑うかのようにプレスを剥がすと
前線の坂本へ、ロングカウンター一閃。
狙いすました坂本のシュートは大迫に弾かれるが、こぼれ球をウェルトンが叩き込み先制! - だが歓喜に沸いたのも束の間。
移籍で絶賛炎上中の新井に、意地のミドルを叩き込まれ同点。 - その後は、広島が小原、ガンバが食野と、交代選手が躍動し
お互いに決定機を作るも決めきれず、ドロー決着となった。
採点
GK | 一森 | 6.0 | 何度も好セーブを見せたが、新井の一発は反応できず。 |
DF | 半田 | 6.0 | 強度の高い守備で、五輪メンバー入りへ猛アピール。 |
DF | 三浦 | 6.0 | ゴール前の制空権を掌握。ハイボールを跳ね返し続けた。 |
DF | 中谷 | 5.5 | ラインの裏を良くカバーしたが、後逸で冷や汗も。 |
DF | 黒川 | 5.5 | まずは裏のスペースを埋める守備を優先。 |
MF | アラーノ | 5.0 | 闘志が空回り。プレーが荒く、正確性を欠いた。 |
MF | ダワン | 6.0 | スライドを繰り返し、バイタルのスペースを埋めた。 |
MF | 鈴木 | 6.0 | スペースに顔を出し、ビルドアップの出口に。 |
MF | ウェルトン | 6.5 | ロングボールの収まりの良さは収穫。来日初ゴール! |
MF | 山田 | 6.0 | 今日も最後まで走り切った。足りないのはゴールだけ。 |
FW | 宇佐美 | 5.5 | 4戦連発ならずも、調子の良さはキープ。 |
MF | →ラヴィ MOM | 7.0 | これが世界基準。スーパーラヴィでプレスを無力化。 |
MF | →倉田 | 5.5 | WG→ボランチと、献身的にチームに貢献。 |
FW | →坂本 | 6.0 | 決勝点につながる、抜け出しからの一撃。連携も◎。 |
DF | →福岡 | - | 時間短く、評価無し。 |
FW | →食野 | - | 時間短く、評価無し。 |
C | ポヤトス | 5.5 | まずは守備を優先し、計算通り勝点を持ち帰った。 |
注目プレー
87分、食野の決定機。
ポイントは4つ。
①中谷の縦パス
②山田の裏への飛び出し
③坂本の切り返し
④食野のポケットへのランニング
①広島のクリアボールを回収して、DFラインからビルドアップ。
中谷がドリブルで、センターサークル付近まで持ち上がると
ライン間に下りてきていた坂本へ、密集めがけて、勇気ある縦パスを差し込む。
②山田がタイミングよく裏へ飛び出すことで、CB2枚が引きずられ
坂本には、LCBの塩谷がアタックせざるを得ない状況に。
③後ろ向きにボールを受けた坂本は、素早くターンして前を向くと
左サイドから猛然とプレスに来た塩谷を、鮮やかなダブルタッチで躱すと
ぽっかりと空いた左のポケットへ、ボールを送る。
④食野は、塩谷がプレスに出た瞬間に、塩谷が空けたスペースに反応。
このスペースへのランニングで、プレスを剥がした坂本から
ボールを引き出すことに成功。見事にポケットを攻略した。
シュートは残念ながらふかしてしまったものの、前線3人のコンビネーションで
鮮やかに、広島の3バックを攻略してみせた。
次節へ向けて
優勝候補の広島相手に、現実的な戦いを選択し、貴重な勝点をもぎ取った。
勝負強さが出てきたのも収穫だが
それ以上に、攻守に大きな収穫のあるゲームだった。
まず、攻撃面はウェルトン。
ポヤトスが熱望していた、単独で勝負できるWGに、ようやく目途がついた。
しかもロングボールも収められ、カウンターの起点にもなれる。
そして守備面は、強固なブロック。
人に強い三浦と、カバーリングに優れた中谷の、CBコンビの相性が良く
攻撃力のある広島相手に、単発のミドル1点に抑え、大崩れしなかった。
ここから4月の連戦がスタート。
食野を筆頭にケガ人も続々と復帰しており、まだまだチームは上昇気配。
京都、札幌と下位チームとの連戦となるため
ある程度メンバーも入れ替えながら、しっかり勝点3を拾っていきたい。
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