【至宝復活】2024J1リーグ 第4節 ジュビロ磐田(H) レビュー

レビュー

青黒の至宝が完全復活!
宇佐美が開幕から3試合連続弾。
松波、エムボマに並ぶ27年ぶりのクラブ記録で、磐田を粉砕。

試合結果

スコア

 G大阪 vs 磐田 
21
1前半0
1後半1
4min 宇佐美
57min ダワン
得点者60min ジャーメイン

スタッツ

G大阪 磐田 
13
(10)
シュート数
(枠内)
19
(11)
1.82ゴール期待値2.36
399パス成功数449
52%ボール支配率48%
113.5走行距離(㎞)114.5
104スプリント回数94
出典:J STATs
  • ゴール期待値では、磐田が大幅に上回る。
    終盤の猛攻を何とか凌いで、1点に抑えた。
  • ガンバは効率よく得点を重ね、期待値を上回る2得点。

スタメン

(選手交代)66minラヴィ→鈴木、岸本→倉田、72min宇佐美→坂本、83min山田→石毛

  • 負傷者が続出。三浦→福岡、松田→半田、アラーノ→ウェルトン。
    ただベンチの層も充実しており、戦力低下を感じさせない。
  • ダブルボランチはラヴィ、ダワンのコンビ。
    ジャーメインへのロングボールが多くなることを想定し
    セカンドボールを回収できる、プレー強度の高い2人をチョイス。

試合内容

  • 今節も、ハイプレス、ハイラインが機能。
    開始早々、前線のプレスから宇佐美が先制し、前半は一方的なガンバペース。
  • 後半、磐田がペイショットを投入すると、磐田が流れをつかみかけるが
    ガンバも強度を落とさず、ダワンのヘッドで追加点
    だが直後に1点返されると、ここから磐田の猛攻を受ける。
    終盤決定機を何度も作られるが、一森のスーパーセーブでリードを守り切った。
  • 1週空いた影響で、試合勘の低下が心配されたが、今節も立ち上がりからアクセル全開。
    ハイプレスで磐田を押し込むと、開始早々の4分。
    エンドラインまでプレスに行った岸本が横パスをひっかけ、ボールが宇佐美の前に。
    宇佐美が冷静にDFを剥がして、ゴールに流し込み先制!
    エースの3試合連続ゴールで、ガンバが幸先の良いスタート。
  • その後もガンバのハイプレスが機能し、ショートカウンターでチャンスを量産。
    磐田は、ハイラインの裏へロングボールを多用し、ジェーメインが裏抜けを試みるが
    一森が積極的な飛び出しでスペースを消して、起点を作らせない。
  • 後半に入ると、磐田はペイショットを投入し、2トップに。
    これで前線に起点ができ、磐田がペースをつかみかける。
  • しかし選手の質で上回るガンバは、流れを渡さない。
    左サイドを制圧していたウェルトンが再び左サイドを破ると、波状攻撃を展開。
    最後は宇佐美のクロスから、ダワンがストロングヘッドで追加点!磐田を突き放す。
  • だが磐田も、ただでは引き下がらない。
    絶好調のジャーメインを起点に右サイドを崩され、最後もジャーメインに合わされ失点。
  • その後も、磐田の割り切ったサイドからのクロス攻撃に、防戦一方になりかけるが
    鈴木、坂本、石毛と交代選手を上手く使い、ガンバもプレスの強度を落とさない。
    終了間際のジャーメインの決定機も、一森がスーパーセーブで弾き出し、逃げ切りに成功。

採点

GK一森6.5終了間際のスーパーセーブでチームを救う。
DF半田6.0巧みな位置取りで、磐田のプレスを回避。
DF中谷5.0ペイショットに手を焼いたが、得点は許さず。
DF福岡5.5最後に体を張り続け、魂のプレーを見せる。
DF黒川5.0鋭い抜け出しから決定機作るも、失点シーンに絡む。
MF岸本6.5献身的なプレスから、エースの先制点を演出。
MFダワン6.5本領発揮。高い打点からの決勝ヘッド。
MFラヴィ6.0CBの間に落ちてビルドアップの起点に。
MFウェルトン6.5磐田のルーキーにプロの洗礼。左サイドを蹂躙。
MF山田6.0最後まで落ちないハイプレスのスイッチャー。あとは得点。
FW宇佐美 MOM7.0青黒の至宝が還ってきた。圧巻の1G1A。
MF→鈴木6.0ボールを落ち着かせ、磐田に流れ渡さず。
MF→倉田5.0うまくゲームに入れず、連係ミスが続いた。
FW→坂本5.5守備のタスクを完遂も、もっと出来る。
MF→石毛時間短く、評価無し。
Cポヤトス6.0中断期間で仕込んだ磐田対策がハマって連勝。

注目プレー

56分、左サイドの崩しからの波状攻撃。

ポイントは3つ。
①一森の視野の広さと正確なフィード
②ウェルトンの突破力
③宇佐美のスペースを作る動き

①ゴールキックからのリスタート。
一森は、ワイドに開いたウェルトンがフリーになっているのを見逃さず
低いライナーで、正確なフィードを送る。
マーカーは間に合わず、ウェルトンがフリーでボールを受けることに成功。

②ウェルトンは、慌ててマークに来た植村が、体を寄せに来たタイミングで
縦に大きく蹴りだし、一瞬のスピードで植村を置き去りに。

③宇佐美はウェルトンがサイドを突破したのを見て、ゴール前にスプリントするが
PAに入る直前でスピードを落とし、CBとの間にシュートを打てるスペースを作る。
ウェルトンもこの動きに応じて、マイナス気味のクロスを送り、ゴールへ流し込む。

シュートは残念ながら川島に防がれたものの、詰めていた山田がこぼれ球に反応。
これも防がれたが、さらにセカンドを回収して、波状攻撃を浴びせ
最終的には、宇佐美のタイミングを計ったクロスから、ダワンがゴールを陥れた。

次節へ向けて

山田というスペシャルな選手の加入で、ガンバの戦い方が大きく変わった。
最後まで強度の落ちない驚異の運動量で、前プレのスイッチャーを続けられる。

これに一森という、足元があり、守備範囲の広いGKが、最後尾に構えることで
DFラインも躊躇なくハイラインを引くことができる。

陣形がコンパクトになったことで、鈴木、ラヴィ、ダワンといった
技術の高い中盤が良い距離間でパス交換をすることができ、ポゼッションも高まる。

宇佐美も守備の負担が軽減され、よりフィニッシュに専念することで
本来の輝きを完全に取り戻した。

さらに最大の懸案だったWGで、ウェルトンが反則級の突破力を見せ、大爆発の予感。

今年のガンバは、一味どころか、昨年までとは全く次元が違う。
全てが良い方向にリンクしており、充分にタイトルが狙えるチームになれる。
選手の表情も自信に満ちており、チームの雰囲気も、去年までの悲壮感は消え去った。

次節は、優勝候補の広島。
今のガンバの現在地を推し量るに、相手にとって不足はない。
昨年のアウェー大敗の屈辱を、リベンジするチャンスが、早々にやってきた。
甦った青黒の力を、存分に見せつけろ!

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