【術中に嵌まる】2024J1リーグ 第11節 アビスパ福岡(A) レビュー

レビュー

ザヘディの一発に沈んだ。
ゴール前を固めた福岡に、ボールを持たされ、攻撃が停滞。
今年も背水の状態で、ダービへ臨む。

試合結果

スコア

 G大阪 vs 福岡 
01
0前半1
0後半0
得点者22min ザヘディ

スタッツ

G大阪 福岡 
7
(3)
シュート数
(枠内)
11
(5)
0.46ゴール期待値0.72
570パス成功数162
67%ボール支配率33%
110.6走行距離(㎞)116.1
103スプリント回数130
出典:J STATs
  • 典型的な、ボールを持たされた試合。
  • 惨憺たるゴール期待値が、チャンスの無さを物語る。

スタメン

(選手交代)58min岸本→宇佐美、75min鈴木→倉田、山田→山下、91minダワン→美藤、ウェルトン→唐山

  • 予想通り、ダービーを見据えたターンオーバーはせず
    現時点での、ベストメンバーをぶつけてきた。
  • サプライズはCF。宇佐美ではなく、坂本を選択。
    3試合連続ゴールの若武者が、エースポジションを手にした。

試合内容

  • 開始早々のGKとの1対1を、決めきれなかった坂本。
    一森の隙を見逃さず、超ロングシュートをぶち込んだザヘディ。
    CFの決定力の差が、試合展開も決めてしまった。
  • 虎の子の1点を手にした福岡には、願っても無い展開。
    得意の守備力を遺憾なく発揮され、まんまと逃げきられた。
  • 福岡は中盤でブロックを作り、まずは守備からの入り。
    だが3分、ガンバにいきなり決定機。
    中谷の縦パスを、坂本が鋭い反転で奈良を外し、GKと1対1に持ち込む。
    結果、これが最初で最後の決定機になるとは、想像だにしなかった。。
  • その後も自由にボールが持てるガンバが、序盤は圧倒的に試合を支配。
    ところが22分、一発で試合を決められてしまう。
    ダワンが敵陣でロストすると、極端に高い一森のポジションを見逃さず
    ザヘディが、狙いすました超ロングシュート。
    これがゴールに吸い込まれ、先制を許す。
  • これで福岡の守備のテンションが、一気に上がった。
    ミドルサードまでは自由に持たせるが、中央をしっかり固めて、決定機を作らせない。
    頼みのウェルトンには、グローリーと湯澤がWチームで徹底マーク。
  • 後半に入ると、福岡がハイプレスを解禁。
    前半に体力温存していた長谷部の策にまんまと嵌まり、最後までプレスに追い回される。
    逆にガンバは交代メンバーも局面を変えられず、徐々にパワーダウン。
    後半は全く見せ場無く、格下相手に無様な完封負け。

採点

GK一森4.5GKだけの責任ではないが、ポジショニングの隙を突かれた。
DF中野5.5中に入る動きが効果的で、崩しに積極的に参加。
DF中谷5.5再三鋭い縦パスで、攻撃のスイッチを入れようと腐心。
DF福岡5.5守備で大崩れするシーンは無く、ザヘディとも奮戦。
DF黒川5.0スペースを消され、攻撃参加は不発。
MF岸本5.0深い位置は取れていたが、決定的な仕事できず。
MF鈴木5.0後半プレスがかかり出し、ビルドアップに苦労。
MFダワン4.5不用意なロストで、失点の起点に。ヘッドも不発。
FWウェルトン5.0Wチームで徹底マークされ、沈黙。
MF山田5.0構えられると輝けない。シュートはせめて枠内に。
FW坂本4.5反転までは満点。この悔しさはダービーで晴らす。
FW→宇佐美5.0やはりチャンスは作れる。守備もやる。シュートは?
MF→倉田5.0苦し紛れでも、シュートでチームを鼓舞。
FW→山下5.0スペースが無いと生きない。次節はスタートから。
MF→美藤時間短く、評価無し。
FW→唐山時間短く、評価無し。
Cポヤトス5.0野戦病院で采配にも限界。だがダービーは言い訳できない。

注目プレー

組織で崩した決定機は、ほぼ皆無。
強いて挙げるなら、前半比較的機能していた右サイドの崩し。
25分、中野の突破。

前半の右サイドは、中野が偽SB的にアンダーラップすることで
福岡のマークに混乱を生じさせ、岸本、山田とのコンビネーションで
守備ブロックを搔い潜るシーンが、何度か見られた。

この場面、ポイントは、山田と中野の「スペースの共通理解」。

ロングボールをライン際で収めた岸本の落としを、中野が拾って
岸本とのワンツーで、ファーストラインを突破。

山田にボールを預けると、山田は中にドリブル開始。
WBが中に絞ってきたことを確認し、WBの裏のスペースへスルーパス。

中野もWB裏のスペースを狙っており、パスを出した後も
スピードを緩めずラインの裏へ飛び出し、スペース攻略に成功。

クロスは精度を欠いたが、ファーでウェルトンがフリーだったため
最後まで精度を落とさず、プレーしきって欲しいところ。

次節へ向けて

得意のベススタで、まさかの敗戦。
ルヴァン琉球戦で歯車が狂ったチームは、立て直せないまま、これで公式戦3連敗。

課題は明らか。バリエーションの無い攻撃パターン。
特にクロスからの攻撃に可能性が無いため、中央を固められるとお手上げ。
ジェバリの離脱で、CFの補強が不十分だったツケが、早くも顕在化してきた。

だが試合は待ってくれない。
次戦は、中2日での大阪ダービー。

いない選手を嘆いても仕方ない。
青黒の血が流れる戦士たちがやってくれる。
今節スタメンを外された、宇佐美。
唐山、琉球戦の借りはどこで返す?
ベンチ外が続く食野。このまま終わるはずはない。
サポーターは、信じて応援するのみ。今年こそ叩き潰せ!

トレーニングで、青黒のユニフォームが似合う身体を手に入れよう!
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