またしても退場者を出し、リーグから連敗。
週末の横浜FCとの裏天王山へ向け、勢いをつけることはできなかった。
試合結果
スコア
G大阪 | vs | F東京 |
0 | - | 1 |
0 | 前半 | 0 |
0 | 後半 | 1 |
得点者 | 74min 塚川 |
スタメン
(選手交代) 63min宇佐美→石毛、72min中村→杉山、食野→山見、81min倉田→柳澤、江川→藤春
- 予想通り、次節リーグ出場停止のギョンウォン以外、全員をターンオーバー。
- 中村をはじめ、ここまで出番のなかった柳澤、藤春も今シーズン初めてピッチへ。
試合内容
- FC東京はいつもの「4-1-2-3」ではなく、渡邊トップ下の「4-2-3-1」で入ってきた。
ガンバの中盤3枚に、ダブルボランチとトップ下が嚙み合う形となり
序盤はFC東京がボールを握る展開。 - FC東京はボールを奪うと、俵積田と塚川の両SHが、アンカーの両脇でボールを受け
ショートカウンターでゴールに迫ってくる。
特にSBで初先発となった江川の左サイドを、塚川と安斎に狙われ、裏を取られてPAで倒し
あわやPKという場面を立て続けに作られる。 - 対するガンバは、宇佐美、倉田の両IHが、ダブルボランチに抑えられ、苦しい展開。
だが前半13分、ガンバの最初にして最大の決定機。
ボールを受けに宇佐美が降りたスペースに、食野が落ちて、右サイドへボールをはたく。
フリーで受けた中村が、カットインで中央に切れ込んで、ゴール前に走りこんだ倉田へ
ピンポイントクロス。だが倉田がヘッドをふかしてしまい、チャンスを生かせない。 - ここから、受け一辺倒だったガンバのビルドアップが、スムーズに回りだす。
最大の要因は、DFのドリブルでの持ち上がり。
特に今日は、福岡と高尾の動きにキレがあり、ドリブルで1人はがして、ファーストラインを
突破してから、アタッキングサードに縦パスを供給。
29分には高尾の持ち上がりから、右から左へと展開し、食野。
31分には福岡の持ち上がりから、右サイドのスペースへ展開し、中村、と
立て続けに決定機は作るものの、シュートまで行けないまま、前半終了。 - 後半に入り、ガンバがさらにギアを上げ、東京のプレス強度が落ちたこともあり
ガンバがボールを握る展開に。
63分には、右サイドで中村が溜めて、中央を駆けあがった高尾にスルーパスを入れ
あわやの場面を作るなど、完全に押せ押せの展開となる。 - だがワンプレーで事態が暗転。
中村がカットしたボールを、理仁がキープしようとして、足裏を見せてチャージしてしまい
一発レッド。そこまで悪質なプレーではなかったが、目立ちたい審判にゲームを壊された。 - 1人少なくなったガンバは、受けに回った直後、アダイウトンに右サイドを破られ
クロスのこぼれ球を、塚川に叩き込まれて先制を許す。
先制した東京は、数的有利を生かし、かさにかかって攻めこむかと思いきや
勝てていないチーム状況もあるのか、セーフティーなプレーに終始。 - ガンバは、石毛が運動量を生かして、数的不利をものともせず、チャンスメイク。
88分には、遠目からのドライブシュートでバーを叩く。
ロスタイムには、高尾が右サイドを突破し、カットインからゴールを叩き込むも
石毛が勢いあまって、キーパーに接触してしまい、オフサイドの判定。
同点弾は幻となり、このまま無念の試合終了。
採点
GK | 東口 | 5 | 失点はノーチャンス。ロングキックの精度も高かった。 |
DF | 高尾 | 6 | 幻の同点弾を叩き込む。攻守に輝いた。 |
DF | 福岡 | 5.5 | 持ち上がって、効果的な縦パス。ビルドアップ能力高い。 |
DF | ギョンウォン | 5 | パスを散らして、ビルドアップに貢献。 |
DF | 江川 | 4.5 | 大学生に完敗しているようでは、SB起用は厳しい。 |
MF | 倉田 | 5 | 最初の決定機は決めておきたかった。アピールできず。 |
MF | 山本理仁 | 4.5 | 一発レッドは厳しすぎたが。。試合を難しくした。 |
MF | 宇佐美 | 5 | ボールを持ちたがり、落ちすぎる悪癖。攻撃に迫力出せず。 |
FW | 中村 | 5 | 倉田への好クロスなど能力は見せた。守備でも奮闘。 |
FW | 武蔵 | 5 | 90分闘った。気持ちも見せたが、収まらず、撃てず。 |
FW | 食野 | 5 | 決定機もシュートまでいけず。やはり適性はIH。 |
MF | →石毛 | 5 | 流れを変えるミドルを撃つも、勢いあまって痛恨のオフサイド。 |
FW | →杉山 | 5 | 数的不利の状況で、良さ出せず。高尾へのアシストは幻に。 |
FW | →山見 | 5 | やはりLWGで輝く。足りないのは結果だけ。 |
MF | →柳澤 | ー | 時間短く評価無し。 |
DF | →藤春 | ー | 時間短く評価無し。 |
C | ポヤトス | 5 | チームの底上げはできているが、不運が続く。 |
注目プレー
29分、右サイドで高尾の突破から、最後は左サイドの食野へ、流れるような攻撃。
GKからのビルドアップ。
高尾がサイドラインで受け、鋭いターンで1人はがして、タッチラインを持ち上がる。
この時点で前線は3対3で、それぞれにマークがしっかり付かれている状況。
しかしガンバの選手は、共通理解を持って、高尾→中村→武蔵と、流れるように左へ展開。
この展開を感じていた食野が、左のニアゾーンへ飛び込み、GKと1対1に。
残念ながら、武蔵のラストパスが後ろへ流れてしまい、強いシュートは打てなかったが
ここ最近、何度も再現できている攻撃パターンを、この試合でも見せることができた。
次節へ向けて
ルヴァンカップでは初黒星も、依然首位はキープ。
大幅にターンオーバーしたが、ゲーム内容は悪くなかった。
特に、高尾、福岡、中村が高パフォーマンスを見せ、リーグでの起用に目途が立ったことは好材料。
逆に宇佐美、食野、山見など、攻撃陣は、まだまだ調子が上がってこない。
特に心配なのはCFW。武蔵が結果を出せず、ジェバリ頼みの状況は変わらない。
次節は、未だ勝ち無しと、不振にあえぐ横浜FC。
下位のチームに、白星のプレゼント癖のあるガンバだが、すんなり勝ち切って雑音を封じたい。
何度も繰り返すが、内容は全く悪くない。仕切り直して、目の前の試合を一つづつ勝ち切るのみ!
トレーニングで、青黒のユニフォームが似合う身体を手に入れよう!
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