【やっぱり鬼門】2023J1リーグ 第29節 FC東京(A) レビュー

レビュー

今年も惨敗。
恐るべし、鬼門味スタ。
守備陣は大量失点を繰り返し、攻撃陣は沈黙。
来季のポヤトス体制に暗雲が立ち込めてきた。

試合結果

スコア

 G大阪 vs F東京 
03
0前半2
0後半1
得点者37min 原川
43min Dオリベイラ
78min 俵積田

スタメン

(選手交代)55min倉田→ジェバリ、65minダワン→石毛、佐藤→福岡、72min食野→福田

  • ジェバリを休ませる決断。
    宇佐美のゼロトップとし、LWGには倉田。
  • RSBは、高尾がスタメンを取り返す。
    逆に中野はベンチ外と、厳しさを見せた。

試合内容

  • 宇佐美、食野、倉田の3トップに、IHが絡んだ攻撃は、可能性は感じた。
    ただ、相変わらずチャンスを決めきれない。
  • 逆に、佐藤、ディエゴのCBコンビと、高尾のDF陣は、最悪の出来。
    軽い対応で原川に先制されると、天敵と新人にも決められ、またも大量3失点。。
  • 序盤はガンバペース。
    宇佐美にボールが収まるので、2列目の選手が前向きにボールが持てる。
    FC東京の両SBが高い位置を取るため、背後のスペースを使ってチャンスメイク。
  • 20分、宇佐美が倉田とのレイオフから抜け出し、右ポストを掠めるシュート。
    23分、倉田のパスを受けた食野がPAに侵入。倒されるも、PK貰えず。
    27分、高尾のクロスを倉田が競ったこぼれ球を、宇佐美がダイレクトボレー。
    31分、ゴールキックを倉田がヒールで落とし、黒川が持ち込んでシュート。
    35分、ショートカウンターから山本がフリーの高尾に渡すも、ダイレクトで打てず。
  • チャンスを決めきれずにいると、お決まりの展開。
    37分、Dオリベイラの空けたスペースを原川に使われ、CBが揃ってあっさり躱され失点。
    43分には、焦りから前がかりになったところを、裏へ出された浮き球に
    佐藤が被ってしまい、抜け出したDオリベイラに東口も躱され、立て続けに失点。

    こいつに何回やられたら気が済むねん!(怒)
  • こうなると、6試合複数得点の取れていないチームは、あっさり戦意喪失。
    後半は、FC東京のシュート練習。
    一方的に攻め続けられ、78分には、新人の俵積田に高尾がぶち抜かれ、さらに失点。
    前節の浦和に続き、守備が崩壊。2試合連続、大量3失点での惨敗。

採点

GK東口4.5スーパーセーブも何度もあったが、結果的に3失点。
DF高尾4.0守れない、仕掛けられない、フリーでシュート打てない。
DF佐藤4.0軽い守備で、ゲームを壊した。この悔しさを成長の糧に。
DFギョンウォン4.0プレーが荒く、雑。助っ人の質ではない。
DF黒川5.5何度突破しクロスを上げても、報われない。
MF山本5.0攻撃では違いを見せたが、守備でもっと制限をかけたい。
MFラヴィ5.0両脇で起点を作られ、流れをつかめず。
MFダワン4.5ボールロスト多く、元気なし。早々に交代。
FW食野5.5キレキレ。鋭いターンから突破もPK貰えず。ケガが心配。
FW宇佐美5.0収めて2列目へ配球。前への飛び出しも見せたが。
FW倉田5.0宇佐美、黒川との連携良く、左サイドを活性化。
FW→ジェバリ5.0オフサイドながら、ネットは揺らした。復調間近。
MF→石毛5.0スペースへ動き回ったが、決定機は作れず。
DF→福岡4.5早々に手を使いイエロー。パススピードも遅い。
FW→福田4.5運動量はあるが、精度と連携が上がらない。
Cポヤトス4.5このチームは、戦術浸透よりメンタル強化が先。。。

注目プレー

前半20分、倉田とのレイオフから、宇佐美の決定機。

最終ラインからのビルドアップ。
右サイドに開いた佐藤から、ラヴィがボールを引き出し、中央のダワンへ展開。

ここからフィニッシュまでの、流れるような一連の展開。
ポイントは3つ。

①宇佐美のレイオフ
DFを背負いながらボールを受けると、ワンタッチで倉田へ落とし
すぐに前方のスペースへスプリント。
マーカーの背後を取ることで、倉田のラストパスを引き出した。

②黒川のオーバーラップ
宇佐美が倉田へ展開し、攻撃のスイッチが入った瞬間に、猛然とライン際をオーバーラップ。
この動きでSBを引き付け、中央のスペースを作り出した。

③倉田の持ち上がりとラストパス
宇佐美から受けると、黒川の上りを確認しながら、左のハーフスペースへ持ちあがる。
SBは黒川に引き付けられ、仕方なくCBが左サイドへ引きずり出される。
ここで生まれたCB間のスペースへ、ラストパス。

DFラインを突破した宇佐美が放ったシュートは、惜しくも右ポストをかすめたが
全員が連動した、可能性を感じる攻撃を展開した。
この時間帯は、宇佐美がうまく前線でボールを収め、何度かチャンスを作れていただけに
先に1点取れていれば、ゲームの展開は大きく変わっていたはず。決定力不足に泣いた。

次節へ向けて

ポヤトス続投に黄信号がともる、ダメージの大きな連敗。
失点53はリーグワースト、3失点以上の大敗が8試合と、守備が崩壊。

だが、あまりに守備の立て直しにフォーカスしすぎるのも良くない。
ポヤトスの特徴は、あくまでボールポゼッションを高め、攻撃の時間を長くすること。
4-4-2のブロックで、ひたすら引いて守る、サンドバックサッカーはもう見たくない。
攻撃がフィニッシュまで行けないので、奪われてカウンターから失点しているだけ。
ブレずに、パスの精度と、スペースの共有の連携を上げていくとともに
即時奪回を徹底し、切替の強度を上げて、保持率を高めることにこだわるべき。

幸い、ここから2週間の中断期間に入る。
アラーノに続き、食野も負傷離脱と、ケガ人続出の苦しい状況だが
三浦がベンチに戻ってくるなど、明るいニュースもある。
この中断期間にコンディションを回復させ、悪い流れを断ち切りたい。

今年はあくまで土台作り。
ガンバといえばポゼッション。
ブレずに、ポヤトスと、大阪スタイルを取り戻す!

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