リベンジを信じて挑んだ、今季4度目のナショナルダービー。
待っていたのは、あまりにも惨めな現実。
10人となった相手に逆に押し込まれ、まさかの逆転負け。
アジア王者に力の差を見せつけられ、4戦全敗で今季の対戦を終えた。
試合結果
スコア
G大阪 | vs | 浦和 |
1 | - | 3 |
1 | 前半 | 1 |
0 | 後半 | 2 |
17min 宇佐美 | 得点者 | 29min ホセカンテ 68min 高橋 85min リンセン |
スタメン
(選手交代) 46minアラーノ→石毛、71min中野→ギョンウォン、食野→福田、79minダワン→倉田、87min宇佐美→唐山
- ラヴィが宗教上の理由で欠場。
山本をアンカーに置き、WG宇佐美、IHアラーノのユニット。 - RSBは、いまいち連携の上がらない高尾に代え、中野が初スタメン。
試合内容
- 宇佐美がFKを直接叩き込み、先制!
アンラッキーな失点で追いつかれるも、カンテが退場で数的有利に。
この時点で、誰もが勝利を確信したが。。。 - 10人相手でも、攻撃のギアが一向に上がらず
逆に、浦和の正確で鋭いカウンター2発に沈む。
- コンディション面で有利なガンバが、序盤から勢いを持って入りたかったが
流れをつかんだのは浦和。
ガンバのプレスを簡単にはがし、アタッキングサードまで易々とボールを運ぶ。
対するガンバは、うまく間に立たれて制限がかからず、ボールが奪えない。 - ところが先制はガンバ。
17分、サイドを突破した黒川が倒されて得たFKを、宇佐美がニアに直接叩き込む! - これで勢いに乗るかと思われたが、RSBの中野が大ブレーキ。
トラップ、パス、クロスとミスを連発し、攻撃が寸断。
すると徐々に浦和に流れを引き戻され、カンテのシュートが福岡に当たってコースが変わり
アンラッキーな形で同点に追いつかれる。
前半終了間際には、裏のスペースに飛び出した山本が、ニアに鋭いシュートを放つも
惜しくもクロスバーに阻まれる。 - 同点のまま迎えた、59分、ゲームが動く。
カンテが黒川を引きずり倒し、これに激高した宇佐美に頭突きを見舞って退場。
数的有利となったガンバが、ここから試合を圧倒すると誰もが思ったが。。 - 浦和はリンセン、高橋を投入し、両WGを交代。この采配が見事だった。
1トップがいなくなっただけで、守備陣形は変わらず。
両WGがフレッシュになったことで、前線のプレスも強度が落ちない。 - 逆にガンバは、アラーノが前半で負傷交代しており、攻撃のテンポが上がらない。
選手はワイドにスペースを埋めて、ポジショニングしているが
パススピードが上がらないため、浦和の素早い寄せに苦しみ、ボールが運べない。 - 結局パスミスを奪われ、ショートカウンターから、高橋、リンセンに
ワンチャンスを確実に仕留められ、10人相手にまさかの2失点。 - 慌てて選手を次々に投入するも、全く流れを変えられず。
中3日でのアウェー連戦、しかも途中から10人となった浦和に、1-3で惨敗の屈辱。
採点
GK | 東口 | 5.0 | 失点はどれもノーチャンスだが、3失点は頂けない。 |
DF | 中野 | 4.0 | ミス連発でボール失い、高橋にも競り負け。評価下げた。 |
DF | 佐藤 | 5.0 | 正確なフィードも、寄せが甘い。相手CBとの差は歴然。 |
DF | 福岡 | 4.5 | 1点目はアンラッキーも、2点目はリンセンを潰しきれず。 |
DF | 黒川 | 5.5 | 力強い突破で、宇佐美のFKをお膳立て。 |
MF | ダワン | 5.0 | ビルドアップにうまく絡めず。守備に追われた。 |
MF | 山本 | 5.0 | ポスト直撃の一発も、攻撃のリズム出せず、押し込まれた。 |
MF | アラーノ | 5.0 | ピッチから去り、攻め手を失った。軽傷であることを祈る。 |
FW | 食野 | 5.0 | 仕掛ける姿勢は見せたが、シュートまで行けず。 |
FW | ジェバリ | 4.5 | 一回休ませたい。クロスが入っても、全く可能性を感じない。 |
FW | 宇佐美 | 5.5 | さすがの一撃。カンテも退場に追い込んだが、もっと出来る。 |
MF | →石毛 | 5.0 | 何とかしようとスペースへ動くも、崩しきれず。 |
DF | →ギョンウォン | 4.5 | ビルドアップを奪われ、とどめを刺される。 |
MF | →福田 | 4.5 | 荻原に完敗。何もさせてもらえず。 |
MF | →倉田 | - | 時間短く評価無し。 |
FW | →唐山 | - | 時間短く評価無し。 |
C | ポヤトス | 4.5 | 新潟戦から上積み無し。CFW問題から逃げては先は無い。 |
注目プレー
前半終了間際、山本のポスト直撃弾までの一連の攻撃。
ポイントは、山本のポケットへのランニング。
黒川へパスを出したと同時に、DFラインの裏のスペースへスプリント。
リターンを受けて、食野へ。浦和の寄せが早く、食野はシュートまで行けなかったが
山本がポジションを取り直して、再度ポケットへ持ち出し、ニア上へあわやの一撃を放った。
このプレー以外にも、裏を狙う動きは再三見せており、実際ポケットも何度か攻略できていたが
如何せん、クロスに合わせる中の人数が少なすぎる。
ジェバリがポストで落ちる動きが多いため、両WGや2列目が、もっとPAに入ってこないと
いくらクロスを入れても、なかなか迫力のある攻撃にはつながらない。
次節へ向けて
これで公式戦6戦勝ち無し。
2度目のトンネルに迷い込んでしまった。
原因ははっきりしている。「控えの層の薄さ」。
レギュラーを休ませたくても、代わりがいない。
疲労が蓄積し、レギュラー陣のパフォーマンス低下と比例して、チーム成績も急降下。
だが移籍期間は終了しており、今季はこのメンバーでやり切るしかない。
幸か不幸か、カップ戦は全て敗退しており、残りはリーグ6試合を残すのみ。
ほとんどが上位との対決となっており、決して楽観視できる状況ではないが
早々に残留を確定させ、ポヤトスとの契約を更新して
来季につながる選手の見極め、戦術のさらなる落とし込みのフェーズへと入っていきたい。
トレーニングで、青黒のユニフォームが似合う身体を手に入れよう!
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