圧倒的に攻めながら点が取れず
ワンチャンスを決められる、典型的な負けパターン。
この窮地を救ったのは、出番に飢えていた山見。
ロスタイム、起死回生の一撃で、何とか勝点1をもぎ取った。
試合結果
スコア
G大阪 | vs | 鳥栖 |
1 | - | 1 |
0 | 前半 | 0 |
1 | 後半 | 1 |
96min 山見 | 得点者 | 61min 長沼 |
スタメン
(選手交代) 66minジェバリ→宇佐美、高尾→中野、83min食野→山見、ラヴィ→石毛、89minダワン→武蔵
- LWGは食野を選択。
中野はベンチスタート。古巣相手に出番はあるか。 - CBは佐藤を右、福岡を左と入れ替えてきた。
鳥栖のキーマンである長沼を、カバーリングに長けた福岡にケアさせる狙いか。
試合内容
- 前半はガンバが圧倒的にゲームを支配。
前半だけでシュート10本浴びせるも、GK朴が大当たりでネットを揺らせない。 - すると61minにワンチャンスを決められ、先制を許す。
- 気落ちしたガンバはペースを上げられず、典型的な負けパターンに。
敗戦を覚悟したロスタイム、抜け出した山見が、ゴール右隅に流し込み同点!
なんとか引き分けに持ち込んだ。
- 前半はガンバのハーフコートゲーム。
- 鳥栖は前線から激しくプレスをかけてくるが、ラヴィが圧巻の出来。
鋭いターンを連発し、簡単に前を向いてボールを処理していく。 - 相手陣内では両SBが幅を取り、相手SBとCBのギャップが空いたところに
縦パスを効果的に差し込んで、アタッキングサードを易々と攻略。 - 11分のダワンのヘッド、17分アラーノの抜け出し、18分ジェバリの突破
22分と36分の食野の1対1など、立て続けに決定機を作るが
この日はGK朴が大当たり。スーパーセーブを連発し、ゴールを割らせない。 - こうなると、決めれるときに決めておかないと、というよくある展開に。
61min、ロングボールに抜けだした長沼が、東口との1対1を躱して先制。。
点が取れない焦りから、福岡が前に出すぎたところを、したたかに突かれた。 - 先制して息を吹き返した鳥栖は、プレスの強度が上がり
逆に気落ちしたガンバは、疲労からパスの精度も落ち、押し込めなくなってしまう。 - ジェバリから宇佐美への交代も悪手。
宇佐美はボールを欲しがりズルズル下がるため、ゼロトップの状態に。
サイドを崩しても、ゴール前に誰もいないため、得点の匂いが消える。 - さすがのポヤトスも武蔵を投入し、CFWを入れ替えると、これが反撃への布石となった。
終了間際に自陣でボールを奪い返すと、山本が武蔵にロングフィード。
これを武蔵が競り勝って、前方のスペースへ。
山見が、相手DFとの競争を制し、朴の牙城も崩して、ゴール右隅に流し込み同点!
敗色濃厚のゲーム展開から、最後の最後でなんとか引き分けに持ち込んだ。
採点
GK | 東口 | 5.0 | 失点場面は不運も、ノーチャンスとは言えず。 |
DF | 高尾 | 5.0 | 裏は取れるが、クロスまで行けず。逆に裏を狙われた。 |
DF | 佐藤 | 5.5 | クロス対応に不安無し。CKでは惜しいヘッドも。 |
DF | 福岡 | 4.5 | 失点は前がかりになり、ポジションを空けたところから。 |
DF | 黒川 | 5.5 | 押し込んで好クロスを連発。守備でも長沼とやり合った。 |
MF | ダワン | 5.5 | 攻守に躍動。決定機はドンピシャだったが、朴がスーパー。 |
MF | ラヴィ | 5.5 | 奪われないだけでなく、前を向くターンが異次元。 |
MF | 山本 | 5.5 | 最後もこのレジスタが起点。武蔵にピンポイントパス。 |
FW | アラーノ | 6.0 | 驚異のスタミナ。最後までチャンスを作り続けた。 |
FW | ジェバリ | 5.5 | 18分のシュートは、朴でなければ決まっていた。 |
FW | 食野 | 5.5 | ロングボールの標的としても機能。決めきりたかった。 |
FW | →宇佐美 | 4.5 | 交代の1番手ではない。CFWでは機能しない。 |
DF | →中野 | 5.0 | 古巣相手に、ガンバで上々の滑り出し。 |
MF | →石毛 | - | 時間短く評価無し。 |
FW | →山見 | 6.5 | チームを救う、起死回生の一撃。 |
FW | →武蔵 | - | 時間短く評価無し。 |
C | ポヤトス | 6.0 | またしても交代策が的中。試合内容も充実。 |
注目プレー
前半11分、ダワンの決定機。
自陣からのビルドアップ。
佐藤が、右ワイドに開いたアラーノに縦パスを通して、敵陣へ侵入成功。
パス交換を繰り返し、鳥栖の5-3の強固な守備ブロックを、崩しにかかる。
ポイントは4つ。
①幅を取るポジショニング
流れの中で、各選手がポジションを入れ替えながらも
全体としては、5レーンに選手が均等にポジショニングできている。
ここではRWGのアラーノが、左ワイドまでポジションを移しているが
ダワンが右ワイドに開き、黒川がアンダーラップして、ハーフレーンに入っている。
②黒川のオーバーラップ
アラーノにボールがわたると、黒川はゆっくりとアラーノの背後に移動。
マーカーが追ってこないとみると、一気にスピードアップしてポケットを攻略。
フリーで、ゴール前に正確なクロスを供給。
③山本のデコイラン
黒川がポケットに入ると同時に、山本がニアサイドにスプリント。
この囮の動きで、DF2枚をニアサイドに釣り出すと同時に
クロスを上げる黒川にも、マークに出れなくなった。
④ダワンの高さ
DFに前に入られるが、その上を行く驚異的なジャンプ力で
ヘディングを叩きつけた。
残念ながら朴のスーパーセーブに阻まれるも、目の覚めるような一撃。
ポケットを攻略し、セットした守備ブロックを完全に崩し切った。
次節へ向けて
再び連勝とはならなかったものの、貴重な勝点1をもぎ取った。
鳥栖に順位で逆転を許さず、11位まで浮上。
この試合も、最後に朴に抑えられはしたが、内容は素晴らしい出来。
ピッチの幅をうまく使って、スペースを作り出し、シュートは21本を数えた。
山見も結果を出し、ベンチメンバーの競争もさらに熾烈になる。
この良いチーム状態を継続し、次節アウェーで札幌を叩いて
リーグ戦では、まずは勝敗を5分に戻したい。
そして9月のルヴァンQF/浦和との大一番へ、勢いをつけて向かっていく!
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