今年の快進撃に気を良くして、やってみました。
ガンバ大阪、年度別スタッツ比較。
比較対象は、残留争いに苦しんだ、2022年、2021年の直近3年間。
年度別スタッツ比較
基本データ
2023 | 2022 | 2021 | |
監督 | ポヤトス | 片野坂 →松田 | 宮本 →松波 |
試合数 | 21 | 34 | 38 |
順位 | 13位 | 15位 | 13位 |
勝点(平均) | 1.24 | 1.09 | 1.16 |
得点(平均) | 1.29(7位) | 0.97(13位) | 0.97(14位) |
失点(平均) | 1.67(15位) | 1.29(13位) | 1.44(11位) |
- 2021、2022と2年連続で、シーズン途中での監督交代。
- 今年も序盤は絶不調。
3年連続での途中解任寸前までいったが、続投が吉と出た。
目下6勝1分と絶好調。どこまで数字を上げられるか。
CBP比較
2023 | 2022 | 2021 | |
攻撃 | 15.95(6位) | 12.02(15位) | 13.84(10位) |
パス | 12.57(6位) | 9.55(14位) | 11.48(9位) |
クロス | 1.82(7位) | 1.36(17位) | 1.24(16位) |
ドリブル | 1.55(2位) | 1.12(10位) | 1.13(8位) |
シュート | 6.83(9位) | 5.13(16位) | 5.15(18位) |
ゴール | 3.80(5位) | 3.07(12位) | 1.95(19位) |
奪取 | 95.86(4位) | 83.36(17位) | 86.48(17位) |
守備 | 13.96(9位) | 15.32(1位) | 15.7(4位) |
セーブ | 0.33(13位) | 0.65(1位) | 0.63(1位) |
- CBP=チャンスビルディングポイント
シュート機会(チャンス)の構築を数値化したもの。
- 2023は、ほぼ全項目がリーグ上位へと、大幅に改善。
- ドリブルは、ジェバリ(12位)、アラーノ(20位)、宇佐美(24位)が牽引。
- 奪取は、ラヴィ(3位)が無双。ダワン(27位)、半田(32位)も上位。
- 2023は、GKの不調が明らか。
というより、去年までは、東口しか取り柄の無いチーム。
チームスタイル
2023 | 2022 | 2021 | |
攻撃セットプレー | 41 | 42 | 40 |
左サイド攻撃 | 54 | 45 | 42 |
中央攻撃 | 67 | 44 | 49 |
右サイド攻撃 | 39 | 51 | 49 |
ショートカウンター | 50 | 42 | 43 |
ロングカウンター | 54 | 42 | 52 |
敵陣ポゼッション | 61 | 44 | 54 |
自陣ポゼッション | 55 | 47 | 47 |
- 数字は指数。いわゆる偏差値。46~54が標準。
- 大きければいいわけでは無い。
数字が高いところが、チームの特徴。
- 2022、2021は、平均値を上回る特徴が皆無。
何のスタイルも無い、ただ弱いチーム。 - 2023はポゼッションサッカーへの転換に成功。
中央をこじ開ける、パスサッカー。 - セットプレーは、2023も相変わらず取れてない。
2023J1チームスタイル比較
G大阪 | 1位 | 2位 | 3位 | |
攻撃セットプレー | 41(17位) | 広島 | 湘南 | 名古屋 |
左サイド攻撃 | 54(5位) | 広島 | FC東京 | 湘南 |
中央攻撃 | 67(1位) | G大阪 | 横浜M | 札幌 |
右サイド攻撃 | 39(15位) | 札幌 | 広島 | 京都 |
ショートカウンター | 50(7位) | 広島 | 札幌 | 神戸 |
ロングカウンター | 54(6位) | 札幌 | 名古屋 | 湘南 |
敵陣ポゼッション | 61(3位) | 川崎 | 新潟 | G大阪 |
自陣ポゼッション | 55(5位) | 新潟 | 浦和 | 鳥栖 |
- 中央攻撃は、リーグトップ。
WGが幅を取らず、中に入ってくる攻撃パターン。 - 左サイド、黒川のオーバーラップも特徴。
- 敵陣ポゼッション3位。これは誇らしい。
相手を敵陣に押し込み、殴り続けるスタイル。 - カウンターも意外に上位。
CBのフィード力、中盤の奪取力と、前線の質の高さ。
まとめ
ポヤトスガンバの好調が、データにも顕著に表れている。
今年は神戸、名古屋が上位に来ているように
昨今のサッカーのトレンドは、インテンシティの高い、縦に速いカウンター。
「ポゼッション=強さ」でないことは重々承知だが
西野ガンバの黄金期を知るサポーターにとっては
ポゼッションで上位に来るのは、やはりうれしい。
序盤の不調を脱し、ポヤトスの戦術も浸透してきた。
ポゼッション一辺倒ではなく、ボールを動かし、スペースを作り出すサッカー。
この中断期間で、大きな選手の入れ替えはなさそう。
現有戦力でさらに戦術を積み上げ、上位戦線へ殴り込め!
トレーニングで、青黒のユニフォームが似合う身体を手に入れよう!
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