【脳筋全盛】2024シーズン チームスタイルのトレンド

チーム

2025シーズンが、いよいよ開幕。
その前に、昨シーズンのチームスタイルのトレンドをおさらい。

ガンバの成績とスタイル

成績

  • 勝点 66 (4位 18勝12分8敗)
  • 得点 49 (10位) 
  • 失点 35 (2位) 
  • 得失点 +14 (5位

ここ数年の低迷から、一気に脱却。
目標を大きく上回り、ACL圏内へと躍進。

躍進の要因は、リーグ2位の失点数を誇る、強固な守備。
ベストイレブンにも選ばれた、中谷の活躍が大きかった。

スタッツ

  • ゴール期待値 1.336 (10位)
  • シュート数 12.8 (12位)
  • 攻撃回数 107.8 (20位
  • チャンス構築率 11.8% (9位)
  • ボール保持率 52.1% (7位

攻撃関連のスタッツは、全体的に物足りない。
特に攻撃回数は、リーグワースト。
ボールを握って、スペースを探しながら、じっくり攻めるスタイルとはいえ
ゴール期待値は、せめてトップハーフには入っておきたい。

リーグ全体のトレンド

いくつかの指標を見ながら、各チームのスタイルを分析していく。

得点力

今のガンバの最大の課題、「得点力」。
「ゴール数」と、「ゴール期待値」の相関から分析する。
縦軸は、1試合の平均「ゴール数」。
横軸は、ゴールに直結するチャンスを表す指標「ゴール期待値」。

出典:J STATs
  • ゴール期待値と得点は、きれいな相関関係になる。
    「期待値=決定機」を増やせば、得点は増える。当たり前。
  • 得点力は、広島がダントツ。
    期待値、ゴール数ともに、トップ。
    チャンスを数多く作り出し、確実に決めていた。
  • ワーストは、福岡。
    期待値、ゴール数ともに最下位。
    チャンスを作れない、決められないの悪循環。
  • 決定力が高かった(期待値<ゴール数)のは、鹿島(+0.262)。
    逆に決めきれなかった(期待値>ゴール数)のは、柏(-0.39)。
  • ガンバは、期待値1.336、ゴールは1.26、差分-0.076。
    期待値、決定力ともに、平凡。

攻撃面

攻撃面での各チームのスタイルは
「ボール保持率」と「AGI(Approach Goal Index)」の相関で分析する。
横軸は、「ボール保持率」。
縦軸は、どれだけゴールに迫ったかを表す指標「AGI」。

出典:J STATs
  • 保持率とAGIには、全く相関が無くなってきている。
  • ボールを握って、ゴールに迫れているのは、川崎ぐらい。
    横浜FMでも、保持率のわりに効率が悪く
    浦和、新潟に至っては、ただ回してるだけ。
  • 非保持上等は、町田、京都、柏。
    ボールを持たなくても、縦に速い攻めで、攻撃回数を増やしている。
  • AGIトップは、ここでも広島。
    サイドから、どんどんクロスを上げて、ゴール前に迫ってくる。
  • ガンバは、AGI:50.3(12位)、保持率:52.1%(7位)。
    ボールを持ってる割には、やや攻め切れていない印象。

守備面

守備面の各チームのスタイルは
「被ゴール」と「KAGI(Keep Away from Goal Index)」の相関で分析する。
縦軸に、「被ゴール」(オウンゴール除く)
横軸は、どれだけ相手を自分のゴールから遠ざけたかを表す「KAGI」。

出典:J STATs
  • KAGIと失点は、ほぼ逆相関。
    相手をゴールから遠ざければ、自然と失点は減る。
  • 広島、町田、神戸と、ハイプレス型のチームが、KAGI上位。
    柏が意外にトップ。そんな印象無いけど。。。
  • 横浜、浦和、川崎と、保持型のチームが、下位に並ぶ。
    ボールを握っても、圧倒できていないことの現れ。
    鳥栖、磐田、京都は、単純に守備に課題あり。
  • FC東京は、守備を根本から構築し直す必要あり。
    だが次の監督も、保持型の松橋。あまり改善は期待できなさそう。。
  • ガンバは、KAGI:48.1(14位)だが、被ゴール:0.92(3位)
    攻め込まれるが、ゴール前の固さで、ゴールは割らせない。
    中谷、一森の能力ありきなので、もう少し前からも制限したい。

まとめ

スタッツ上、最も数字が良いのは、広島。
2位という結果にも納得。
スーパーカップでも、神戸を粉砕し、今季も優勝争いの一角。

チームスタイルという観点では、川崎、横浜FMと、保持型の数字が良くない。
両チームの全盛期のように、ボールを握り倒して圧倒できないため
攻めの効率が悪く、カウンターで一気にゴール前までやられる、というデメリットが鮮明。

2025シーズンも、町田、神戸のような、非保持ハイプレスの脳筋サッカーがトレンドか。
福岡も、このカラーを強めて、上位に躍進しそう。

注目は、鬼木鹿島と長谷部川崎。
非保持型の鹿島で、ポゼッションで黄金時代を築いた鬼木が、どっちを選択するか。
保持型の川崎を、守備専長谷部が、スタイル継続できるのか。

ポヤトスガンバが目指すのは、特定の型を持たない「水のようなサッカー」。
2025シーズン、どんなスタッツを残すのか。期待して見守りたい。

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