【スタイル変革期】百年構想リーグ 中間レビュー

レビュー

新監督を迎えスタートした特別シーズン。大きくチームスタイルを変えながら、ACLは準決勝進出、リーグも上位キープと上々の滑り出し。ここまでの戦いをデータで振り返る。

前半戦順位表

WESTEAST
1位神戸161位鹿島22
2位京都142位町田17
3位G大阪143位FC東京16
4位清水134位東京V13
5位名古屋135位浦和11
6位長崎126位川崎11
7位広島117位横浜FM9
8位岡山118位8
9位C大阪119位水戸8
10位福岡510位千葉5
  • W3位 勝点14 5勝3敗 
    (2勝5分1敗 PK3勝2敗)
  • 得点11(6位) 失点11(10位) 得失点0
  • WESTは大混戦。EASTは鹿島が独走。
  • ガンバは終盤追いつかれてのドローが3試合。勝ちきれないが、何とかPKで勝点を拾い、上位に踏み留まっている。

リーグ前半戦の傾向

いくつかの指標を見ながら、各チームのスタイルを分析していく。

得点力

サッカーでの最重要指標、勝敗に直結する「得点力」は、「ゴール数」と「ゴール期待値」の相関から分析する。

縦軸は1試合平均「ゴール数」。横軸はゴールに直結するチャンスを示す「ゴール期待値」。

  • 「ゴール数」と「ゴール期待値」は正の相関となる。チャンスを多く作れば、それだけ得点も増える。あたりまえ。
  • ガンバは「ゴール期待値」が1.118(18位)と下位に低迷も、平均ゴール数は1.38と高い決定力でカバー。
  • 柏、FC東京は、チャンスは作るが決めきれない。
  • 鹿島、町田は、異常な決定力。
  • 福岡、千葉、C大阪、水戸は攻撃に課題。東京Vは少ないチャンスを決めきっている。

攻撃面

攻撃面のスタイルは「ボール保持率」と「AGI(Approach Goal Index)」の相関で分析する。
横軸は「ボール保持率」。縦軸は、どれだけゴールに迫ったかを示す「AGI」。

  • 上位陣が軒並み保持率を上げている。ボールを握るというより、主導権を握って攻撃回数を増やしている印象。
  • ガンバも強度が上がり、回収率を高めることで、リーグ2位まで保持率が上昇。
    ただアタッキングサードでの攻撃は、まだまだ改善の余地あり。
  • 広島、京都は効率よくゴールに迫っている。
  • 鹿島は決定機は多くないが、理不尽FWが何とかする。
  • 大きくスタイルを変えたのは、名古屋とマリノス。名古屋は保持型へ。マリノスはカウンター型へ。

守備面

守備面のスタイルは「失点数」と「KAGI(Keep Away from Goal Index)」の相関で分析する。
縦軸に「失点数」。横軸は、どれだけ相手を自分のゴールから遠ざけたかを示す「KAGI」。

  • 右側はハイプレス、左側がブロック守備。昨季ほどハイプレスの優位性は見られない。
  • 柏、広島はピンチこそ少ないが、際の強さを失っている。
  • 鹿島は早川大明神がゴール前に仁王立ち。
  • 川崎は噂通り守備が崩壊気味。名古屋も攻め込まれ放題。
  • ガンバはハイプレスの仕込み段階。数字上は課題山積。

今後の展望

前半戦の戦いを、データで振り返り。

体感では劇的に良くなったように感じるが、数字上はまだまだ。

ゴール期待値はリーグ18位と低迷し、ハイプレスも自陣に攻め込まれる割合が多い。

ただ原因ははっきりしている。序盤の大量離脱と超過密日程。

進むべき方向は間違っていない。負傷者が復帰し、ベンチに厚みが増すことで、勝ちきれる試合も増えてくるはず。このままACLとリーグの二兎を追い続ける!

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