ルヴァンの良い流れを、リーグに持ってきたいところだったが。。
悔しい敗戦。
試合結果
スコア
G大阪 | vs | 広島 |
1 | - | 2 |
0 | 前半 | 1 |
1 | 後半 | 1 |
70min 宇佐美 | 得点者 | 2min ベンカリファ 94min 満田 |
スタメン
(選手交代) 71min福田→食野、ダワン→山本理仁、83minアラーノ→山見、半田→高尾、85min宇佐美→山本悠樹
- GKは東口。ルヴァンからの流れを重視。
- ルヴァンで結果を出した福田がスタメン抜擢。
- ジェバリ、ギョンウォンはベンチ外。ケガ?
試合内容
- 神戸戦の反省を生かせず。序盤の集中力の欠如から、あっさり失点。
右サイドを破られ、森島の巧みなトラップから、クロスをベンカリファが押し込み先制。
またまたベンカリファ。。 - その後も前半15分までは広島の一方的な展開。
前線が良い距離間でポジションチェンジを繰り返し、ガンバはマークにつけず
野津田、佐々木に続けざまに決定機を作られる。 - ガンバはGKからのビルドアップが機能不全。
広島のオールコートマンツーマンで出しどころを塞がれ、ロングボールを蹴らされる。
ダワンがヘッドで競り勝ち、アラーノのクロスに、走りこんだ武蔵がポストをかすめる
惜しいシュートを放ったのが、前半唯一の決定機。 - 後半リードしている広島は、「3-4-2-1」へフォーメーションを変更。
スタミナを考慮し、前線の人数を減らして、ダブルボランチにすることで守りを固める。 - 広島の前からのプレス強度が落ちたことで、ビルドアップがスムーズになったガンバが
ここからゲームを支配していく。
黒川が高い位置を取れるようになり、左サイドを崩して、ダワンのシュート。
宇佐美がドリブルでPAに侵入し、こぼれ球を福田がシュート、とガンバのチャンスが続く。
極めつけは、インナーラップした半田から、PA内の武蔵へ鋭い縦パス。
これをうまくトラップしたところまではよかったが、シュートをふかしてしまう。 - しかし70min、ついに青黒のエースがゲームを動かす。
タッチライン際で福田が受けた瞬間に、宇佐美がDFライン裏へスプリント。
これを見逃さず福田がスペースへ出したボールを、宇佐美が受けてドリブルでPAへ侵入し
2人をかわしてシュート。DFに当たるが、そのままゴールへ吸い込まれ、同点! - その後もガンバが押し気味にゲームを進め、武蔵のGKとの1対1など
決定機は何度も作るが、最後の精度を欠き、決めきれない。
決めるべき時に決めていないと、やはりこういう展開が待っている。
83分、ここまで鬼気迫るプレーを見せていた宇佐美が、足を痛め負傷交代。
残りわずかとなったことで、広島が再び「3-1-4-2」に戻してプレスを強めると
ロスタイムに東口が痛恨の判断ミス。ラヴィに出したパスが中途半端となり
ボールを奪われたラヴィが、PA内でベンカリファを倒してPK。
これを満田に決められ逆転負け。
採点
GK | 東口 | 4.5 | ビルドアップを気にしすぎ。痛恨の判断ミス。 |
DF | 半田 | 5 | 縦パスは見事だが、1失点目は軽い守備から。 |
DF | 三浦 | 5 | 森島に簡単に裏を取られ、開始直後に失点。 |
DF | 江川 | 5 | 後半は積極的な守備。これをスタートから! |
DF | 黒川 | 5 | 後半は高い位置取りで押し込んだ。 |
MF | ラヴィ | 5 | PKに責任は無しも、万能感は薄れてきた。 |
MF | ダワン | 5 | スタートでゲームに入り切れず、失点に絡む。 |
MF | 宇佐美 | 6 | これぞエース!ケガの状態が心配。 |
FW | アラーノ | 5.5 | WGではないが、今日も縦横無尽の活躍。 |
FW | 武蔵 | 4.5 | 3度の決定機を外しては、こうなる。 |
FW | 福田 | 5.5 | 満田とのバトルに負けず。先制をアシスト。 |
MF | →山本理仁 | 5 | 攻撃には絡めず、守備に追われた。 |
FW | →食野 | 5 | 気持ちは感じるが、結果につながらない。 |
DF | →高尾 | ー | 時間短く評価なし。 |
FW | →山見 | ー | 時間短く評価なし。 |
MF | →山本悠樹 | ー | 時間短く評価なし。 |
C | ポヤトス | 4.5 | チームに染み付いた緩さを取り除けるか。 |
注目プレー
開始直後の失点。
どうしてこんなに緩いのか。広島とのプレー強度の差は目を覆うばかり。
右サイドで満田がセンターサークル付近に、ラフなクリアボール。
これを半田が森島にヘッドで競り負け。東に拾われて右サイドへ侵入される。
問題はここから。
この時点では、5対5の状況で人数は足りている。
だが、東と森島がスイッチして、佐々木とのレイオフの動きに、半田がつられて東をフリーに。
ダワンも緩慢な動きで、森島に先にPAへの侵入を許す。
三浦もダイアゴナルに入ってきた川村が気になり、森島をフリーに。
東がサイドでリターンを受けクロス。確かに、森島のトラップは見事だったが。。。
半田はつり出されて、東のクロスを眺めるだけ。
ダワンと三浦は、裏を取られた森島をジョグで追いかけるだけ。
江川は中央で滑って、ワンテンポ動き出しが遅れ。
最初は同数だったはずが、奥で余っていたベンカリファに、やすやすと押し込まれた。
神戸戦の教訓はどこに生かされていたのか?
せめて開始直後15分は、厳しく守備に行って欲しかった。
次節へ向けて
拙いゲーム運びで、もったいない敗戦だった。
ただ相手のプレス強度が落ちた後半は、完全にゲームを支配して
同点に追いつけたことは大きな収穫。
その後の決定機を、どれか一つでも決めていれば、結果は違っていたはず。
最後のミスは、ポゼッションスタイルに挑戦するうえでは想定内。
それよりも、前半の相手のプレス強度が高い時間帯をどう戦うか。
チームとしての共通理解をもって、次節札幌戦に臨んで欲しい。
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