待望の今季リーグ戦初勝利。
しかもホームパナスタで、3年間勝てなかった川崎相手に完勝!
試合結果
スコア
G大阪 | vs | 川崎 |
2 | - | 0 |
1 | 前半 | 0 |
1 | 後半 | 0 |
29min ダワン 50min アラーノ | 得点者 |
スタメン
(選手交代) 63minジェバリ→武蔵、杉山→福田、石毛→宇佐美、79minギョンウォン→江川、半田→高尾
- GKはやはり谷を使ってきた。前節の悪夢を払拭できるか。
- 前節のルヴァン2ゴールの杉山を、引き続きLWGで起用。
フィールドプレーヤーの序列も、固まりつつある。 - ケガから復帰の宇佐美は、まずはベンチスタート。
試合内容
- 川崎はここ数試合と同じく、チャナティップがトップ下に入る「4-2-3-1」を採用。
- 立ち上りのガンバは、ジェバリが落ちてボールを落とし、奥のスペースを石毛や杉山が使う
レイオフを多用しチャンスメイク。しかしラストパスの精度が無く、決定機までいかない。 - すると8分にいきなりピンチ。スルーパスに抜けだした遠野が、谷と1対1に。
結果的にこの時点でオフサイドではあったが、谷が、遠野、宮代のシュートを立て続けに
ブロックし、気迫のセーブを見せる。
ガンバも12分に、GKのパスミスで、石毛がゴール前で決定機を迎えるが、シュートミスで
チャンスを生かせない。 - 川崎はチャナティップと家長が、アンカーの両脇を狙いどころに定め、ボールを引き出して、ゲームを支配し始める。しかし流れが川崎に傾き始めた29分、ゲームが動く。
- ガンバがGKからビルドアップを開始し、右サイドから流れるように左サイドへレーンを
ボールが移動し、最後はオーバーラップした黒川のクロスを、逆サイドの杉山がヘッド。
チョンソンリョンにセーブされたが、見事な崩しで得たCK。ダワンが後方からフリーで
飛び込み、強烈なヘッドを突き刺し先制! - 先制して勢いが出たガンバは、選手の距離感も良くなり、ビルドアップがスムーズに。
川崎が前からそれほど来ないこともあり、余裕をもってボールを支配し、前半が終了。 - すると後半立ち上がり早々の50分、ガンバに待望の追加点。
右サイドで密集を作ったところで、ラヴィ、ジェバリ、ダワン、アラーノと
助っ人カルテットの素早いパス回しで、一気に左サイドのスペースへ展開。
ここで黒川がアラーノの背後をオーバーラップして、CBを外につり出し
前が開いたアラーノが、ゴール右上へ強烈なミドルを突き刺した! - 川崎も59分には、宮代が深い位置まで侵入し、クロスバーを叩くシュートを放つなど
反撃を見せるが、60分に車屋が2枚目のイエローで退場。これでゲームが決まった。 - 73分には、スルーパスに抜けだした山田が、GKと1対1になるが
半田が素晴らしいスライディングで、決定機阻止。
82分にはCKから、アラーノがネットを揺らすも、オフサイドで取り消し。
数的優位となったガンバだが、無理に攻めに行かず、セーフティーに時間をすすめ
2-0のまま試合終了。
採点
GK | 谷 | 7 | オフサイドだろうがゴール割らせず。気迫の完封。 |
DF | 半田 | 6.5 | これぞ代表の守備。決定的なピンチを救う。 |
DF | 三浦 | 6.5 | 散々煮え湯を飲まされた相手をシャットアウト。 |
DF | ギョンウォン | 6 | さすがの安定感だが、途中交代が続くのは×。 |
DF | 黒川 | 6.5 | 鋭い読みで、川崎の縦パスを遮断した。 |
MF | 石毛 | 6 | 前半の決定機を逃すも、車屋を退場に追い込んだ。 |
MF | ラヴィ | 6.5 | とにかく失わない鬼キープで、流れ渡さず。 |
MF | ダワン | 6.5 | 空中戦は無双。値千金の先制弾。 |
FW | 杉山 | 6 | ドリブル突破で、車屋に退場の布石となるイエロー。 |
FW | ジェバリ | 6.5 | スペースを見つけてボールを収め、攻撃の起点に。 |
FW | アラーノ MOM | 7 | スーペルゴラッソで、屈辱の歴史に終止符。 |
FW | →武蔵 | 5 | 決定機はせめてシュートで終わりたかった。 |
FW | →福田 | 5.5 | 何度か攻めあがるも、空気を読んで自重。 |
MF | →宇佐美 | 5 | ゲーム展開もあり、セーフティーモード。 |
DF | →江川 | ー | 時間短く評価無し。 |
DF | →高尾 | ー | 時間短く評価無し。 |
C | ポヤトス | 7 | 理想的なゲーム運びで完勝。谷の自信も回復させた。 |
注目プレー
アラーノの決勝点。
密集から逆サイドのスペースへのスムーズな展開と
黒川の囮となるオーバーラップが、スーパーゴールの布石となった。
三浦が持ち上がって、右サイドでビルドアップを開始。
右のアウトサイドレーンで、杉山、半田、ラヴィが密集を形成し、ボールキープ。
同時に、ピッチ全体では、ジェバリ、ダワン、黒川、アラーノと、5レーン全体に
バランス良くポジションを取り、左サイドでは2対1の数的有利の状態を作る。
ここから、ラヴィが隣のレーンのジェバリへパス。
するとダワンのマーカーが、ダワンを捨てて、ジェバリを2対1で挟んでボールを奪いに行く。
この動きでダワンがフリーに。
ジェバリはレイオフでラヴィに戻して、フリーのダワンへ。
ここから流れるようにレーンを移動し、左サイドのアラーノへボールがわたる。
左サイドはアラーノ、黒川の2枚に対し、川崎のDFが1枚と数的有利の状態。
アラーノはドリブルでハーフスペースへ侵入すると同時に、黒川が入れ替わるように
アウトサイドレーンをオーバーラップする。
DFは黒川の動きにつられ、ハーフスペースを空けてしまい、アラーノがミドルシュートを狙うのに
充分な時間を与えてしまう結果となった。
ピッチを広く使ってスペースを作り出し、全員が共通理解をもって攻略。
ポジショナルプレーが生み出した、素晴らしいゴールとなった。
次節へ向けて
7戦目にして、ようやくリーグ初勝利!
しかも、ここ数年全く歯が立たなかった川崎相手に、内容でも完勝と
ミッドウィークのFC東京戦から、完全にチームが上昇モードに入った。
特に、ラヴィのキープ力、ジェバリの収まり、アラーノの運動量、ダワンのボール回収力、
ギョンウォンのディフェンス力と、外国人全員がチームにフィットしてきたのが大きい。
チーム戦術も確実に積みあがっており、スペースを作り出し、3人目の動きで攻略するという
攻撃に再現性が出てきたのも良い傾向。
まずは次節の京都戦をしっかり勝って連勝とし、上位追撃のモードに入っていきたい。
トレーニングで、青黒のユニフォームが似合う身体を手に入れよう!
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