【中央封鎖】2024J1リーグ 第37節 アルビレックス新潟(A) レビュー

レビュー

前半戦の躍進を支えた、堅守が戻ってきた。
中央をしっかり閉じ、最後は守護神一森が立ちはだかる。
公式戦14試合ぶりのクリーンシートで、ACLへの可能性を残した。

試合結果

スコア

G大阪vs新潟
10
1前半0
0後半0
18min 山田得点者

スタッツ

G大阪新潟
10
(5)
シュート数
(枠内)
10
(5)
1.34ゴール期待値0.95
434パス成功数440
49%ボール支配率51%
113.4走行距離(㎞)119.0
121スプリント回数107
出典:J STATs
  • ボール保持に長けた新潟相手でも、ポゼッションは譲らず。
  • スタッツはほぼ互角。
    ただゴール期待値が、ガンバのゲームだったことを物語る。

スタメン

(選手交代)62minウェルトン→アラーノ、84minダワン→ラヴィ、89min山下→岸本、山田→美藤、坂本→ジェバリ

  • 現時点でのベストメンバー。
    これであと2戦、戦い抜く。
  • ラヴィが、久しぶりのメンバー復帰。

インプレッション

試合展開

  • 【印象】:A
    守備で違いを見せつけた。
    前からの連動した守備と、ゴール前の粘りで、新潟を零封。
    攻撃でも、序盤の攻勢時に、しっかり獲りきって、完勝。
  • 前半はガンバペース。
    山田をスイッチャー役に、ハイプレスがハマり、新潟を押し込むと
    ポジショニングも良く、ピッチ全体を小気味良くパスが回る。
    16分、スルーパスに抜け出した坂本がゴールを脅かすと
    18分、黒川のクロスに、山田が頭で合わせて先制!
  • 新潟も前半終了間際、CKから立て続けにゴールを強襲するが
    一森、中谷がゴール前に立ちはだかり、得点を許さない。
  • 後半は、新潟がハイプレスに切り替え、流れを掴みかけるが
    ガンバもアラーノを投入し、前線に起点を作って対抗。
    新潟は、再三狙っていたSBの裏のスペースから
    長倉が切り込み
    右足一閃も、ポストに阻まれる。
  • 最後は、ガンバがボールを回して、しっかりゲームをクローズ。
    リーグ3連勝で、ホーム最終戦にACLへの望みをつないだ。

選手

GK一森5.0神セーブもあったが、フィードが不安定。
DF半田5.5前向きな守備で、何度も攻撃の芽を刈り取った。
DF中谷 6.0クロスを跳ね返し続け、ゴール前に仁王立ち。
DF福岡5.5小野の決定機は、鋭い寄せで枠内に打たせず。
DF黒川6.0完璧なクロスで、山田の先制点をお膳立て。
MF山下6.0サイドを切り裂き、天皇杯の鬱憤を晴らす。
MFダワン5.5球際の強度高く、セカンドを回収し続けた。
MF鈴木6.0出して動いて、受けて出して、まさに心臓。
FWウェルトン5.5守備でもプレスバックを厭わず、献身性が光る。
MF山田 MOM6.5決勝弾とハイプレスで、攻守に躍動。
FW坂本 5.01対1を決めきれず、その後は埋没した。
MF→アラーノ5.5ボールを失わず、攻撃を活性化。復調気配。
FW→ラヴィ時間短く評価無し。
MF→岸本時間短く評価無し。
MF→美藤時間短く評価無し。
MF→ジェバリ時間短く評価無し。
Cポヤトス6.0新潟相手でも、ポゼッション放棄せず。

次節へ向けて

天皇杯の敗戦から、チームは見事なリバウンドメンタリティを見せた。
宇佐美離脱のショックを振り払い
失点続きの守備を立て直して、ウノゼロで完勝。
新潟に質的優位を見せつけ、上位陣の風格も漂い始めた。

最終節は、札幌を粉砕し、優勝への望みをつないだ広島。
これ以上ないモチベーションで、パナスタに乗り込んでくる。

だが、ガンバも4年ぶりのACL出場がかかっている。
ACLEは、ほぼ絶望となってしまったが
満員のホームで、ACL2の出場権を、自力で掴み獲る。

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