お互い売出し中の若武者が、揃って3戦連発。
ただ勝点3を手にしたのは、勝負強さに優る鹿島。
最後はお家芸のカシマられて、リーグ3連勝ならず。
試合結果
スコア
G大阪 | vs | 鹿島 |
1 | - | 2 |
1 | 前半 | 1 |
0 | 後半 | 1 |
39min 坂本 | 得点者 | 27min 仲間 54min 濃野 |
スタッツ
G大阪 | 鹿島 | |
6 (4) | シュート数 (枠内) | 12 (7) |
0.55 | ゴール期待値 | 1.21 |
380 | パス成功数 | 267 |
56% | ボール支配率 | 44% |
110.2 | 走行距離(㎞) | 110.4 |
122 | スプリント回数 | 138 |
- ゴール期待値0.55は、少なすぎる。
もっとゴールに直結する、チャンスの数を増やしたい。
スタメン
(選手交代)46min岸本→福岡、69min鈴木→倉田、山田→山下、88min三浦→中野、ダワン→石毛
- ルヴァンで復帰した山田が、さっそくスタメンに戻ってきたが
坂本も外せない。WGでスタメンに残った。 - ルヴァンにフル出場した鈴木が、まさかの連投。。
ラヴィどこ行った?
試合内容
- 鹿島は、仲間が出色の出来。ガンバの右サイドを圧倒すると
絶妙な裏抜けから、先制点を奪われる。
だがガンバも、ウェルトンの突破から坂本が決めて、すぐさま追いつく。 - 仲間の裏抜けを嫌がったポヤトスは、後半頭から福岡を投入。
しかし、これが完全に裏目。
右サイドの攻め手を失い、試合は完全に鹿島ペースに。
濃野にワンチャンスを決められ、最後はしっかりカシマられて、力負け。
- 坂本、濃野と、両チーム期待の若手が3戦連発なるか、と注目を集めた一戦。
蓋を開ければ、両者ゴールを挙げ、素晴らしい出来だったが
チームとしての勝敗は、くっきり明暗が分かれた。 - 鹿島は前節の大敗を受け、メンバーを大きく変えてきた。
守備に難のあるチャヴリッチ、藤井に代え、仲間、名古を先発起用。
結果これが大当たり。
前線から積極的にプレスをかけ続け、試合の主導権を握ることに成功。
すると、前半27分、知念の対角のロングボールで、裏に抜けた仲間が
一森をあっさり躱し先制。
一旦オフサイドの判定も、黒川がラインを上げ切れておらず、得点に。 - しかし、今のガンバには、このホットラインがある。
39分、ダワンの対角のロングボールに、ウェルトンが飛び出し
安西に倒されるも,すぐに起き上がって、マイナスのクロス。
これを坂本がワンタッチでゴールに流し込み、すぐさま同点に追いつく! - だが、この日の主役は、仲間だった。
前半のうちからウェルトンと坂本を入れ替えるなど、対策は取っていたが
それでも抑えきれないため、岸本を福岡にスイッチ。
だが、これが完全に裏目。
右サイドが機能不全となり、鹿島の左サイドの圧力をもろに受け、防戦一方の展開に。
何度も左サイドから崩されると、最後は黒川がUMAに起点を作られ
こぼれ球を濃野に押し込まれて、逆転を許す。 - ガンバも山下を投入し、サイドの圧力を強めようとするが
前線に高さが無いため、迫力のある攻撃につながらない。
最後まで見せ場のないまま、三浦が長期離脱になりそうな負傷のおまけつきで、敗戦。
採点
GK | 一森 | 5.0 | 果敢な飛び出しもあったが、結果は2失点。 |
DF | 岸本 | 4.5 | 良く戦ってはいたが、動きの質で仲間に上回られた。 |
DF | 三浦 | 4.5 | 鹿島のプレスに危ないシーン連発。軽傷を祈りたいが。。 |
DF | 中谷 | 5.5 | 終盤は積極的にオーバーラップ。PAからクロスも。 |
DF | 黒川 | 4.5 | 攻撃では今季一番の出来も、守備で2失点に絡む。 |
FW | ウェルトン | 5.5 | 戦術ウェルトン。何があかんねん?もっといったれ! |
MF | ダワン | 5.0 | ビルドアップは安定。得意のヘッドは惜しくも不発。 |
MF | 鈴木 | 5.0 | 的確なポジショニングでボールが回る。休ませたいが。。 |
FW | 坂本 | 6.0 | 大黒2世が、ついに覚醒。3連発! |
FW | 山田 | 5.0 | 良い飛び出しもあったが、得点に絡みたい。 |
FW | 宇佐美 | 5.0 | ボールの収まり処として、外せない。好調キープ。 |
DF | →福岡 | 4.5 | 彼のせいではないが、受けに回る展開に。 |
MF | →倉田 | 4.5 | 彼のせいではないが、ビルドアップが機能不全に。 |
FW | →山下 | 5.0 | 縦への推進力は魅力。ジョーカーになれる。 |
DF | →中野 | - | 時間短く、評価無し。 |
MF | →倉田 | - | 時間短く、評価無し。 |
C | ポヤトス | 4.5 | 福岡投入は早すぎた。チキン采配で流れ失う。 |
注目プレー
8分、黒川の放った、ファーストシュート。
この試合、ガンバの狙いどころは、SBの裏のスペース。
この場面では、CBとSBの間のスペース、いわゆる「チャンネル」を突いて
SBの裏を取り、鹿島の最終ラインを崩し切った。
中谷が坂本に縦パスを差し込み、黒川、鈴木と絡んで、坂本が左サイドの奥へ侵入。
①坂本は鈴木にボールを預け、中に切れ込む。
鈴木も宇佐美にボールを流して、中に動く。
2人の動きにつられて、鹿島DFは中央を閉める。
②空いたサイドのスペースを、黒川が狙う動きを見せると
鹿島の2列目が降りて、SBのスペースを埋める。
③ボールを受けた宇佐美は、CBとSBの間隔が広がっていること察知すると
その間を通して、裏のスペースへ絶妙なスルーパス。
このチャンネルを突いた、スペースへのパスが見事だった。
このパスに黒川がしっかり反応して、裏のスペースを攻略。
シュートはGKに弾かれたものの、狙い通りの攻撃でシュートまで持って行った。
前半終了間際にも、CKのこぼれ球を、鈴木がチャンネルを通して
宇佐美が裏を取っており、チームとしての狙いが感じられた。
次節へ向けて
元気が無いはずの鹿島だったが、鳥栖にボロ負けして目が覚めたのか
いつものしたたかで、現実的な強さを誇る鹿島だった。
結果は、後半一気にギアを上げた鹿島に、力負け。
ウェルトン、坂本と、新戦力は躍動しているが、如何せんケガ人が多すぎる。
山田、山下は、復帰したばかり。
ジェバリ、ラヴィはコンディション不良?で、行方不明。
アラーノ、松田、福田、中村はまだまだかかりそう。
おまけに三浦も負傷し、長期離脱しそうな雰囲気。
ここから5月も連戦が続くが、今いるメンバーで乗り切るしかない。
泣いても喚いても、次の試合はやってくる。
どうか、これ以上ケガ人が出ませんように。。。
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