【まだ終わっていない】2024天皇杯 決勝 ヴィッセル神戸 レビュー

レビュー

直前でのエース離脱の影響は、あまりに大きすぎた。
神戸と互角以上にわたり合ったが、聖杯にはわずかに届かず。
だが、シーズンはまだ終わっていない。
ACL出場権をかけ、リーグ残り2試合を戦い抜く。

試合結果

スコア

G大阪vs神戸
01
0前半0
0後半1
得点者64min 宮代

スタメン

(選手交代) 55min倉田→ウェルトン、72min山下→アラーノ、山田→ジェバリ、89min黒川→岸本、鈴木→美藤

  • 宇佐美が、まさかの負傷離脱。
    徹底した情報統制は見事だったが。。。
    代役は、ケガ明けの山田がスクランブル発進。
  • 同じくケガ明けのウェルトンは、ベンチスタート。
    スタメンは、大舞台の経験豊富な倉田に託された。

インプレッション

試合内容

  • 【感想】B 
    宇佐美不在でも、神戸の圧力に負けず、練度の高いパスサッカーを展開。
    守備でも神戸をほぼ抑え込んだが、ロングボール一発に沈んだ。
  • 前半は、ガンバが主導権を握る。
    神戸がブロックを組んで、安全な入りを選択したこともあり
    ライン間でうまくボールを受けながら、敵陣でゲームを展開。
    ダワン、山田が決定機を作るが、得点は奪えず。
  • 守備も集中した入りで、神戸の単調な攻撃を、しっかりと跳ね返す。
  • だが、神戸が守備のスイッチを入れ、前からの圧力を強めると
    流れは徐々に神戸へ。
    そして64分、執拗なロングボール攻撃から、守備が決壊し失点。
  • だが、ガンバもすぐに反撃。
    アラーノ、ジェバリを投入し、前線で起点を確保すると
    外国人カルテットで殴り掛かり、ここから怒涛の連続攻撃。
    一気に流れを取り返すと、アラーノのクロスにダワンが飛び込むが
    惜しくも枠は捉えられず。
  • 最後は神戸にうまく試合をクローズされ、10個目の星はお預けとなった。

選手

GK一森5.0背後から引き締め、危ないシーンはほぼ無かった。
DF半田5.5守備だけでなく、インナーラップの攻撃参加も光った。
DF中谷5.0あの場面だけ。佐々木を潰せず、起点を作られた。
DF福岡5.5大迫相手に一歩も引かず。失点シーンも良く掻き出したが。
DF黒川5.5剥がして、運んで、ビルドアップでの貢献大。
MF山下5.0スペースを消され、スピード勝負の場面を作れず。
MFダワン5.52度の決定機。2本目は枠に飛ばしたかった。
MF鈴木5.0守備での弱さが出た。効果的な縦パスも出せず。
MF倉田5.0黒川との関係良く、ハーフスペースで躍動も、前半でガス欠。
MF山田5.5技術の高さを存分に発揮したが、悔しい決勝戦連敗。
FW坂本5.0当たり負けせずチャンスメイクも、決定機は作れず。
FW→ウェルトン5.0高徳を粉砕しサイド制圧も、徐々にパワーダウン。
MF→アラーノ5.5シーズン終盤にようやく復調。攻撃で違いを生みだす。
MF→ジェバリ5.0押し込む時間も作ったが、ストライカーの役割果たせず。
MF→岸本時間短く評価無し。
DF→美藤時間短く評価無し。
Cポヤトス5.5誰が出ても、組織的に戦えるチームを作り上げた。

次節へ向けて

悔しい。
10個目のタイトルは、目の前にあったが、掴み取ることはできなかった。

スペースを見つけ、小気味良くワンタッチパスを回し
高い技術で局面を打開する、エキサイティングなサッカーは
フィジカル頼みの、脳筋サッカーより、はるかに魅力的だったが
結果だけが付いてこなかった。

だが決勝まで辿り着いたことで、この2年間の取組みの成果が証明された。
このまま積上げていけば、必ず西の横綱として、Jの強豪に返り咲ける。

シーズンは、まだ終わっていない。
来季、アジアのステージで戦えるチャンスが残されている。
町田を逆転し、必ずやACL出場権を掴み獲る。

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